学内ロボットコンテスト

1999/08


第1回学内ロボコン

  • 競技課題
     競技場に散らばっている31個のボールを2分間にいくつ自分のロボット内に取り込むことができるかを競うゲーム。
  • 使用材料
     3チャンネルリモコンボックス(1個)、ステアリングセット(1個)、ギアボックス(3個まで)、タイヤ(6個まで)、マブチモータ(RE130,140…合計3個まで)、板(合板、バルサ材など)、プラ板、ねじ、ボルト、ナット、電池
  • 製作
     機構部分は、タイヤとステアリングを用いて前後・左右に動くマシーンが基本となり、ボールの取り込み方がアイデアの見せ所である。電気部分は3つのモー タを動かすための回路を設計し、うまく操縦できるようにするのがポイントである。また、ロボットは2人で1台製作した。
  • 競技の様子
     リンク装置やカム装置の説明が不十分であったため、モータの回転運動をそのまま使用する「動くちりとり」のようなマシーンが勝ち進んでしまった。
     メカニズムを理解し、設計に生かしたマシーンが勝つようなルールにするのが課題として残った。

第4回学内ロボコン

  • 競技課題
     スタート地点から80cm歩行するまでの時間と、その先にあるペットボトルをいくつゴールできるかを競うゲーム。
     使用材料の制限はなくし、5Vモータを3個までの動力源のみ共通にした。
  • 製作
     機械設計の授業で、リンクやカムの詳しい説明を行ったが、いざ作り出すとなかなか応用させるのが難しいようであった。
  • 競技の様子
     前回までのボールの数を競うのではなく、「歩行」というテーマでどれだけ盛り上がるか心配していたが、タイムを競うということもあり、競技は白熱した。 タイヤが禁止されていたため、各自オリジナルの歩行メカニズムを考えなければならず、路面が人工芝というのもネックとなった。しかし、
     素早く動くマシーンは80cmを2~3秒で通過してしまい、上位は10分の1秒の争いとなった。
  • 生徒の声
     「頭の中で考えることができても、実際に作ろうとすると、いろいろな問題が生じてきた。歩行運動がこれほど難しいとは思っていなかった。」

投稿者:門田和雄(東京工業大学附属科学技術高校) 

Print Friendly, PDF & Email

Follow me!

関連するお勧め教材


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください