MotionGenでテオ・ヤンセン機構を3Dプリント
MotionGenは簡単にいろいろなメカニズムのシミュレーションができるソフトウェアとして知られています。ライブラリも豊富で,この機構モデルの各部品はSTLファイルとして取り出すことで,3Dプリントして取り出すことができます。
ここでは生物のような動きをして注目されるテオ・ヤンセン機構をシミュレーションしてから,3Dプリントしてみましょう。
ソフトウェアはこちらからダウンロードできます。(https://motiongen.io/)
期待される効果
・生物の動きに見えるテオ・ヤンセン機構のシミュレーションができるとともに,各部品のデータをSTLファイルで取り出して,3Dプリントできる。
・てこクランク機構など,基本的な機構もライブラリに入っており,この長さを設計して,自らが必要な機構をシミュレーションしてから,取り出すこともできる。
教材の使用法
Step 1: 画面左上の「Library」から「Jansen Walking Mechanism」を選択します。
Step 2: 画面に表示されたら,下部にあるスタートボタンをクリックするだけで動き出します。(ここで自由にリンクの長さを変えることもできます)
Step 3: 画面左上の「3D View」をクリックすると,リンク棒が厚みをもった,3Dに変換されます。ここでより立体的なシミュレーションができます。
Step4:画面左上の「Export」をクリックすると,様々なファイル形式に変換できます。
ここではSTLファイルに変換して,8つの部品を取り出しました。
Step5:このデータを3Dプリントしてから,ねじなどを使用して組み立てます。
今回はM4の小ねじで締結しました。

各種のライブラリ

3D View

STLへの変換

3Dプリンタの画面

3Dプリントした部品
授業でそのまま使えそうなものを紹介しておきます。
さまざまなリンク機構
投稿者:門田和雄(神奈川工科大学)
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