MechAnalyzerでリンク機構のシミュレーション

MechAnalyzerは簡単にいろいろなメカニズムのシミュレーションができるソフトウェとして知られています。ここではリンク機構のシミュレーションを試してみましょう。
MechAnalyzerのダウンロード:http://www.mechanalyzer.com/


「MechAnalyzer」によるリンク機構のシミュレーション

期待される効果:てこクランク機構
てこクランク機構とは、てこ(リンク)とクランク(回転軸)を組み合わせた機構で、回転運動を往復運動に変換する、またはその逆を行う装置です。
・いくつかのリンク機構の基礎について,長さを変化させながら学ぶことができる。
・シミュレーションの動作を視覚的にまたグラフで確認できる。
・実際の製作に入る前に何度も繰り返して機構の動きを確認できる。
教材の使用法
Step 1: 画面左下の「Select Mechanism」から「Fourbar」を選択します。

Step 2:「Broeser」の「FKin」をクリックしてから「▶」をクリックすると動作します。

Step 3:「Paramters」の数値を変更することで,各リンクの長さを修正できます。

Step 4:「Input Joint」の「Number of Rotations」で回転数を変えることができます。
Step 5:「Options」の「Inversion」で固定するリンクを変更できます。

動作の様子

 

教材の使用法2:往復スライダクランク機構
往復スライダクランク機構とは、クランク(回転部)、コンロッド(連結棒)、スライダ(直線運動部)から構成される機構で、回転運動を往復運動に変換する、またはその逆を行います。代表例は自動車エンジンのピストン機構で、燃焼によるピストンの直線運動がクランクを介して回転運動に変換されます。動力変換に広く利用されています。

 

教材の使用法3:ワイパー機構
ワイパー機構は、モーターの回転運動をリンク機構で左右の揺動運動に変換し、ワイパーを動かします。


教材の使用法4:自動車のステアリング機構
 アンカーマンステアリングとは、自動車がカーブを曲がる際に、内輪と外輪の回転半径の違いを考慮して、内輪の切れ角を大きく、外輪を小さくするステアリング機構です。これによりタイヤの横滑りを防ぎ、スムーズな旋回が可能になります。低速時の操縦性向上に効果的です。

 


投稿者:門田和雄(神奈川工科大学)

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