学習課題(問い)の生成支援ツール「トイ☆パレット」

教材概要
課題探求・課題解決学習で子どもたちがつまずきやすい場面の一つに、自分で課題を設定する場面があります。本アプリでは子どもたちがテーマとして取り上げたいキーワードを入力することで、それに即したテーマ、課題がAIによって生成されます。ここで生成された課題をもとに、自分なりの課題を設定する手がかりとすることができます。
  
期待される効果
・一つのテーマに付き、12種類の課題パターンが生成されるので、子どもたちにあった課題を見つけやすくなる。
・生成された課題をもとに子どもたちが自分の課題を考えるヒントにすることができる。
・課題をクリックするとヒントが表示され、実際に課題に取り組む手助けになる。
教材の使用法
Step 1:Google AI Studio(https://aistudio.google.com/)でAPIキーを作成する。
Step 2:スプレッドシートをコピーする。
Step 3:スプレッドシートでAPIキーを設定し、アプリをデプロイする。
Step 4:デプロイされたURLを開く。
*セットアップ含めた詳細な情報は以下のnoteをご覧ください
教材の活用例
・児童生徒が興味のあるテーマのキーワード(例:海洋ごみ、地域の過疎化、地球温暖化など)を入力すると12個の観点の異なる課題が生成される。
・生成された課題はスプレッドシート上のデータベースに登録され、他の児童生徒も同アプリから参照可能であり、たくさんの課題を参考にすることができる。
・発達段階(小学生・中学生・高校生)や学習形態(課題探求・課題解決・STEAM)が設定でき、児童生徒の実情や学習に合わせた課題の生成が行える。

学年・学習タイプの選択画面


課題・ヒント画面

応用・発展
・詳細設定をすることで、より具体的な課題や学習目的に細かく合わせた課題を生成可能。
PDF等の資料を貼付可能で、その資料に基づいた課題を生成可能。
・担当教科の教師が授業の単元や題材を組み立てる際の課題設定のヒントとして活用。

課題生成の詳細さを変更可能


AI生成時の思考の観点を絞る

課題を設定する場面は大切なのですが、あまり時間をかけすぎてしまうと、実際に探求や課題解決を行う活動にかけられる時間が減ってしまいます。また、課題設定に子どもたちが慣れていない場合、浅い課題で学習がどうしても深まらなかったり、ハードルが高すぎる課題ですぐに躓いたりということもあります。このアプリを使うことで、子どもたちが自分にあった課題設定を行うことができます。


投稿者:荒木誠吾(石川県)
Footer Image

投稿者プロフィール

管理者

関連するお勧め教材

\ 最新情報をチェック /


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください