Scratchでオンライン鬼ごっこ

Scratchでオンライン鬼ごっこ

中学校技術科の授業で必修となっている「双方向性のあるコンテンツのプログラミング」の例としてScratch1.41vs1のオンライン鬼ごっこを作成しました。2人プレイ固定だと授業で実施する際に人数合わせが面倒くさいことになりそうなので、1vs23人プレイも可能にしてあります。

使用端末:Scratch1.4およびMeshIP通信機能)が使用可能なPC×23

教材の使用法
Step 1: Scratchの公式サイトからScratch1.4をダウンロードしてインストールする。
https://scratch.mit.edu/download

Step 2: 下記のサイトからRemoteSensorUTF8Patchをダウンロードする。
https://swikis.ddo.jp/WorldStethoscope/16

Step 3: RemoteSensorUTF8Patch.imageScratch1.4のインストール場所(Windowsの場合はC:\Program Files (x86)\Scratch)にあるScratch.imageに上書きする。
Step 4: 以下のプロジェクトファイルをダウンロードしておく。
Oni-Gokko-player1(server).sb
Oni-Gokko-player2(client).sb
Oni-Gokko-player3(client).sb
プロジェクトファイルダウンロードOni-Gokko3[mesh]player3

player1(鬼役)
player1(鬼役)PCScratch1.4を起動し、Oni-Gokko-player1(server).sbを開く。
Shiftキーを押しながらメニューバーの「共有」をクリック→Host Mesh(またはShow IP Address)を選択。
IP AddressPlayer2,3に伝える。
・緑の旗(またはEnterキー)で実行。

player2(子役1)
player2(子役)PCScratch1.4を起動し、Oni-Gokko-player2(client).sbを開く。
Shiftキーを押しながらメニューバーの「共有」をクリック→Join Mesh を選択。
player1IP Addressを入力する。
・緑の旗(またはEnterキー)で実行。

player3(子役2)
player3(子役)PCScratch1.4を起動し、Oni-Gokko-player3(client).sbを開く。
Shiftキーを押しながらメニューバーの「共有」をクリック→Join Mesh を選択。
player1IP Addressを入力する。
・緑の旗(またはEnterキー)で実行。
※player3が参加しなければplayer1player21vs1になります。

応用・発展
・プログラムを改変して追いかけやすく(逃げやすく)してみよう。
・スプライトの「大きさ」や「色」も設定可能にし、他のPCにもその変更が反映されるようにしてみよう。
・鬼がタッチしたときのセリフ(つかまえた!)を設定可能にし、他のPCにもその変更が反映されるようにしてみよう。
4人プレイ可能にしてみよう。

※お互いにIP接続した相手の変数を「◯◯センサーの値」として読み込んで、プログラムで使用できるようになっています。この仕組みを理解すれば、より高度なプログラミングが可能になります。
例:player2側で「変数p2_a」に書き込み  player1側では「p2_aセンサーの値」として読み込み
※IP接続が成立していないと「〇〇センサーの値」のリストボックスに変数名が表示されません。
2人対戦・3人対戦の両方に対応できるため、生徒の出席人数に左右されることなくクラス全員が実習に参加できます。


投稿者:大藤泰生(兵庫県)

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