技術の授業を支援する板書用マグネットパネル
技術室にも大画面の電子黒板が導入され,授業での課題提示のプレゼンテーションや動 画教材を提示することが容易にできるようになりました。しかし,電子黒板に表示されたデジタルデータは,一度見ると消えてしまうところに問題点がありました。また,材料と加工の技術の授業では,自分が工程の進捗状況や,本時の作業課題の把握を繰り返し行うことが必要となります。その際,簡単に製作できる板書支援パネルで工程や作業手順を提示することは学習者に見通しをもたせることに効果が期待できます。
※技術の豆知識:授業冒頭で教科書には掲載されていない最新技術や製品を紹介。
②作業工程パネル

※かんながけ作業の軽減を図るため教師がスライド丸鋸を使って端面仕上げを援助。
完成後の活用を重視し,使用感や感想をまとめたレポート作成を工程に追加。
③のこぎり引きのコツパネル

※授業まとめでは,作業進行に合わせたパネルを選んで貼り付けるゲームで定着を図る。
教材制作
・必要なもの:5mm厚の発泡スチロールパネル マグネットシール(100均で購入可)
・製作時間:約30分
シートの作成:パワーポイント等でA4用紙に4枚のシートを作成する。
提示の見やすさを考えて120mm × 100mmで作成(ゴシック体太字使用)。
マグネットパネル化:強度や長期間の使用を考慮し,5mm厚の発泡スチロールパネルに貼り付ける。マグネットシートはシール付きのものが作業しやすいです。
100 均で購入できる材料で板書が構造的になります。書く時間が短縮できて,効率的に授業を進められるようになるのでぜひ作成してみませんか。
投稿者:安達 渉(富山県)
投稿者プロフィール
最新の投稿
Gijyutu.com2025年10月30日MotionGenでテオ・ヤンセン機構を3Dプリント
Gijyutu.com2025年10月27日学習課題(問い)の生成支援ツール「トイ☆パレット」
Gijyutu.com2025年10月19日MechAnalyzerで歯車機構のシミュレーション
Gijyutu.com2025年10月19日MechAnalyzerでカム機構のシミュレーション
