電磁石をつくろう

電磁石を作ろう プリント メール
2011/04/26 火曜日 07:02:14 JST
電磁石を作ろう
更新 2008年3月27日


最近は、小学校で「電磁石」を作ることがないんでしょうか?
「作った」っていう生徒、けっこう少ないように思います。
ということで、簡単に作れる電磁石の工作を紹介します。

magnet5.jpg (157597 バイト)


作り方

昔は、鉄クギにエナメル線をぐるぐる巻いて作りましたが、見栄えがよくありません。
そこで、巻き枠を作ることにしました。巻き枠には、プリペイドカードが、丈夫で、加工しやすいと思います。

材料

六角ボルト(M5×50)~磁石に吸い付く材質のもの(1本)、平ワッシャー(M5)(2枚)、ナット(M5)(1個)、エナメル線(0.5×10m)、

使用済みプリペイドカード、名刺などの厚紙、セロテープ、サンドペーパー、乾電池

(1)カードから直径25mmの円を2枚切り出す。中央にボルトが通る穴をあける。円の端の方にエナメル線を通す穴をあける。

magnet3.jpg (279246 バイト)                            magnet4.jpg (55181 バイト)

(2)厚紙から長さ40ミリの正方形を切り出す。

(3)ボルトに、平ワッシャー、カードを通し、厚紙をボルトに巻き付け、セロテープで固定する。さらに、カード、平ワッシャー、ナットを通す。
  ナットは仮止めなので、手で軽くしめる程度。

magnet8.jpg (13298 バイト)

(4)カードの穴にエナメル線を通し、巻き始める。端まで巻き終わったら、巻いたエナメル線の上にさらに巻いて、戻ってくる。
  これを繰り返し、線の残りが少なくなったところでやめ、カードの穴に通して、適当な長さで切る。

magnet9.jpg (12404 バイト)

(5)エナメル線の先端1センチくらいをサンドペーパーでよくみがく。

(6)最後に、ナットをペンチなどで軽くしめる。


調べてみよう

(1)電磁石の極性を調べよう。

  棒磁石やコンパスなど極性のわかっている磁石を用意します。磁石どうしが反発すれば「同極」、吸引すれば「異極」ですね。
  アンペアの右ネジの法則に一致するか調べてみるとおもしろいですね。

magnet6.jpg (233981 バイト)

(2)電磁石の強さと電流の関係を調べよう

  直流電源がある場合は、それを使います。なければ電池の数を電流の大きさとしましょう。

  ゼムクリップを100個ほど用意します。
  1[A]電流を流したときと、2[A]流したときとで、吸い付くクリップの数を数えます。

magnet7.jpg (222315 バイト)


投稿者:おぎのかずとし(京都市立伏見工業高校・昼間定時制)

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