磁石を使わない激安クリップモーター

磁石を使わない激安クリップモーター

2003/08/17更新

 

 


磁石を使わずに、自分でコイルを巻いてつくるクリップモーターのページを見つけました。

イルカのホームページ/科学工作http://www.urban.ne.jp/home/ichiya/craft/moter/moter.html

 生徒に製作させやすいように、改良したものを以下に掲載します。


motor.jpg (39236 バイト)

【材料】

  • ステープラーの針(NO.10用):4
  • エナメル線(0.5φくらい):2mほど
  • 針金(16番線くらい):11cm
  • クリップ:2
  • 単三用電池ボックスと電池:各1
  • アクリル板または木の板:5cm×10cm(厚さ2mm)のものを1
  • 接着剤(針を貼り付ける:なくてもできる)
  • 紙ヤスリ、ビニールテープ、両面テープ

【ローター(回転子)を作る】

motor1.gif (1428 バイト) AQAA_029.GIF (606 バイト) motor2.gif (1387 バイト)
ステープラーNO.10の針を4つ 2つずつにして貼り合わせる
 
motor4.gif (2395 バイト) motor3.gif (1826 バイト)
右端まで巻いたら、中央に向かって重ね巻きとし、
左端まで巻いたら、中央に戻る
中心からエナメル線を巻いていく
 
motor5.gif (3202 バイト)

エナメル線を回転子の中心から軸が出るように調整し、必要な寸法で切る。
茶色の部分のエナメルは半分だけはがし、青色の部分のエナメルはすべてはがす。

motor6.gif (1445 バイト)
できあがったら、針を少し内側へ曲げておく。

【ステーター(固定子)をつくる】

motor8.gif (1121 バイト)motor9.gif (2287 バイト)

全長11cmの針金に図のように印をつけ、曲げる。

motor10.gif (1694 バイト)motor11.gif (1822 バイト)

左の針金は右巻きで、先端まで5mmのところまで巻き、そのまま重ね巻きで、下まで巻く。
右の針金は左巻きで、左と同様に巻く。巻きはじめと巻き終わりのエナメル線の先端はエナメルをはがしておく。


【クリップの加工】

motor7.gif (1011 バイト)図のように、外側の半円部分をのばしておく。


【組み立て】

motor12.gif (22098 バイト)

台となる板に0.8φのドリルで穴をあけ、ここにクリップを差し込む。
ステーター(固定子)は、ビニールテープで貼り付ける。巻き線部分が、クリップの中央にくるようにする。
電池ボックスは、両面テープで貼り付ける。

(注)ローター(回転子)とステーター(固定子)の接続は直列接続となるようにする。
並列にすると、ステーター(固定子)巻き線に大量の電流が流れ、電池が発熱するので、絶対にしないこと。


投稿者:荻野和俊(京都市立洛陽工業高校定時制)

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