タイル画の製作

文化祭の全校製作として約3万個のタイルを使ってタイル画を製作しました。技術教育メーリングリストで紹介したところ多くの問い合わせをただきまし たので、制作までのプロセス含め紹介いたします。タイルを張り合わせていくという手作業ですが、そこまでのプロセスではデジタル処理が大きな効果を発揮し ました(^^)


1.タイル画の大きさを決める
 使用したタイルは美術教材で扱っている で10mm各、30色あります。これを使って製作するタイル画の大きさを決めます。今回はコンパネ3枚分で1800mm×270mmとしました。
 そこでタイル1枚、加えて間の目地の部分を考慮し1枚分の大きさを12mm四方と計算。その結果225×150ドットになりました。
 校舎のデジカメ写真から縮小したり加工し、前述のドット数で切り出しました。
  

2.タイル画に画像変換
 次にタイル画になるように画像を変換します。まずグラフィックツールを使用して16色に色数を落とします。
 今回は「Paint Shop Pro」を使用しました。減色できるツールなら何でも良いです。
 
 16色になったら、今度はタイルの色に合わせないといけません。全体の色をタイルに合わせて微調整してみます。調整の前に使うタイルの色を把握します。 タイルを直接スキャナでとってもいいのですが、今回はタイルとグラフィックソフトの色を見比べながら色見本を作りました。この色に合わせていきます
 
 次は色の変換ですが、各ドットの色を個々に変えていくのは大変ですから、色の一覧ができ、調整しながら同じ色を一気に変換してくれるソフトを使います。とても便利です。
パレット変換  「色見る君 2.0 フリーソフト 日下幹夫氏作 
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se078508.html
 
 これで先の色見本のRGB値に合わせると一気に全ての色が変換されます。この後再度グラフィックソフトでタイルで使える色を使用して細かい調整をして完成図を作ります。この調整がかなり重要。
 

3.タイル数のカウント
 タイル画の原画ができたら次はどの色のタイルが何枚必要かを確認します。手で数えていたらとても大変なので、1つのドットを指定するとそれがいくつあるかを調べてくれるソフトを使用します。ルーペが使えるので1ドット単位で指定できます。これは便利!
ドットの面積  「Area Measure 1.01 Rev2」 フリーソフト 本宮明典氏作 
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se050671.html
 
 上記場合だと青緑のドットが6021個あることが分かります。

4.方眼を引き、製作分担図を作成
 仕上げはクラス単位に割り振るために方眼を書いてあげます。しかし1ドット単位では線を引いても真っ黒になってしまうので、再びグラフィック
ソフトで整数倍(今回は縦横5倍)に拡大してから、画像に方眼を引くソフトを使いました。総ドット数から各クラスの班毎に分けた大きさで太めの実線を引きます。今回は1班6人前後で27×17のドットを分配しました。
 「方眼紙 2.0」 フリーソフト 海田およぐ氏作
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se134426.html
 

 ここでできた画像をクラス別にグラフィックソフトで切り出し、印刷。太い実線で切ると1班分の分担図が完成します。
 

5.タイル色見本 
 分担図では色の見間違えが起きるため、タイルの色見本を作りました。印刷した見本に両面テープで実際のタイルを貼ります。
  

6.タイルを貼りましょう!
  
 分担図を元に全校でタイルを貼りました。ペンを使ってタイルの位置決め。並べられたら接着剤で固定し、パネルに貼ります。目地も埋めます。

7.完成
 
 完成されたタイル画が文化祭のオープニングで披露。ライトに照らされ、幕が下りた瞬間全校から「お~」と大きなどよめきが・・・


投稿者:村松 浩幸(長野県)

Print Friendly, PDF & Email

Follow me!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください