メラミン座卓

2002/10/04


  
 
 今年の新学期直後に「夏の勉強会」という、自主勉強会のメンバーを中心に、美術科や養護学級の先生方 が、札幌市内のとある建て具工場に集い、そちらの社 長さまを講師として、実技勉強会を持ちました。 製作時間はおよそ7時間を要しました。午後7時から 始めましたので、2日間かけて製作しました。

 建て具職人としてメラミン加工技術は、最高の技術習得者が手にする極上の技と称せられておりますようです。まったくの素人がたった2日の講習で得る技術はホンの序の口程度でございます。

 貧乏大作戦の趣向と似た雰囲気もありましたが、メラミンという素材の認識と、それをどのように使用して、加工して接合するかという基本的な知識を大雑把に学習させていただきました。

 かの建て具店ではパチンコ屋さんの内装関係のお仕事が多く、どうしても半端材が残ってしまいます。その 半端ものを再利用する観点から、再活用の方法を模索しておりました。
 学校は学校で選択科目の題材選択に際し、既製品では飽き足らないニーズがありました。

 両者の希望がうまく合致してこの勉強会がすみやかに実施されたことは幸いでした。現在は市内で3校、生徒数にして約120名のこどもさん方が学習されておいでです。

送信の画像はもう直、完成が近い学校の作品でした。 あのように完成度の高い、どなたがご覧になっても驚かれるような作品を、実際にこどもさんがお宅に持ち帰られて、はたして親御さんがどのような反応を示さ れるのかが、大変に興味深く大変に楽しみであります。

また、廃材利用ということで材料費は1,700円ですみました。私も勉強会に参加しまして、その作品を子に見てもらい値踏みをさせました。なんとその結果に仰天しちゃいました。あのヘタくそでボロの目立つ出来の悪い作品でさえ4,500円でしたもの。

ということでございまして、多感な中学生は納得してたし、一生の宝物をこれからも大切に扱ってくれると信じております。

 


投稿者:北海道 ホーリン教育材料販売 田中秀幸
最終更新日 ( 2010/11/27 土曜日 12:00:11 JST )

 

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