電気パン焼き器

補足 パン焼き器の電極材料について
 この実験で参考にした書籍ではすべて電極にステンレス板を使用していますが、
2023年1月に発行された『電気パンの歴史・教育・科学』内田隆・青木孝、大学出
版協会)の中で、同様の製法で製造されているパン粉製造機の電極にはステンレス
スチールを使用してはならないことが書かれています(P53・P55)。ステンレス板
を使用して作られたパン粉からはクロムが検出されたとの報告もありました。ス
テンレス板は鉄にニッケルやクロムを含有させた合金ですから、電流を流すこと
で、クロムが出る可能性は否定できません。よって、ステンレス板の使用は避け
た方がよいと思います。代用としては0.5mm厚程度のアルミ板がよいと思います。
この著書の筆者らはチタン板がよいとしていますが、入手は難しいでしょう。
 今回の書籍読了を機に、ウェブサイトを検索したところ、本ページを参考に実
践をされている記事を複数見つけたことから、補足記事を書くことにしました。
(2023.9)

 

電流は2Aくらい流れ,だんだん減少していく。

1分おき(または30秒おき)に電流値を測定させれば,総電力量(エネルギー量)の計算ができる。

できあがると電流が流れなくなるので,電流計をみて判断する。

できたら,温かいうちに食べよう。付属のシロップやジャム,蜂蜜をつけるとよい。

(参考)

  • 「物理がおもしろい」ガリレオ工房編,日本評論社
  • 「理科おもしろ実験,ものづくり完全マニュアル」左巻健男 東京書籍
  • 「いきいき物理・わくわく実験」愛知・岐阜物理サークル編 新生出版

投稿者:京都府 洛陽工業高校 荻野和俊

投稿者プロフィール

kawamata
つくば市の中学校で技術科教師をしています。
10年後を考えて実践の毎日です!

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