サツマイモでバイオエタノール

●生物育成で収穫した植物からバイオエタノールを作る!

 今回は,サツマイモからバイオエタノールを作ります。
 作り方は簡単。細かく切り,茹でたサツマイモに,水・麹・イースト菌を入れて,ミキサーで細かく粉砕します。
  
  
  

 あとは,容器に移して常温で発酵させます。1週間程で発酵が終わるので,絞り汁を2・3回蒸留してアルコール濃度を高めます。

 因みに,飲むと法律に触れますので要注意!あくまで「バイオエタノール」です!

 バイオエタノールでスターリングエンジンを回してみました。
 1kgのサツマイモから14ccしか取れません!でもしっかりとエンジンが動きます!

 スターリングエンジンの発電実験はこちら  ペルチェ素子での温度差発電はこちら

●バイオエタノールでわかったこと・・・
 作り方が,お酒と一緒なので,密造酒にならないかと東京国税庁に問い合わせ・・・
やはり,密造酒になるらしい・・・
でも,担当の方が親切で密造酒にならない方法を教えてくれました。

(1)アルコール度数90度を超えると工業用となるので,酒扱いにならない・・・しかし,90度以上に精製するにはプラント級の設備が必要。
(2)添加剤などを入れて,人が飲めないようにすれば,酒ではない!

 ということで,自動車用の水抜き剤(主成分:メタノール)を添加して堂々と「燃料用バイオエタノール」を国税庁公認で製造できることになりました!

 

投稿:佐藤 正直(東京)

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サツマイモでバイオエタノール” に対して3件のコメントがあります。

  1. より:

    どのくらいの芋に対しどのくらい水を入れたのでしょうか

  2. より:

    どのくらい麹とイースト菌を入れたのかもお願いします

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