水産生物シナリオゲーム 「育成!サーモンカンパニー」

 著作信州大学・村松浩幸研究室
制作:三好愛美&村松研スタッフ
動作環境:Windows7~10(実行ファイル形式),Chrome・FireFox・Safari・Edge対応(html5形式)
開発言語:TYRANOSCRIPT https://tyrano.jp/
素材 アレンジOK!素材集(ジャストシステム),フリー素材 いらすとや https://www.irasutoya.com/ を利用

概要
中学校学習指導要領解説技術・家庭編(2017)によると、中学校技術科の生物育成の技術において,作物の栽培,動物の飼育及び水産生物の栽培のいずれも扱うことが定められている。しかし,教育内容の未精査、授業時間数や学校の立地、設備などの制約から水産生物の育成に関する実践事例は少ない。そこで本研究では, 疑似体験を通して水産生物の栽培技術における基礎知識の習得と収量(歩留まり)・品質・コストのトレードオフの理解を促すことのできるシナリオゲーム教材を開発した。

「育成!サーモンカンパニー」実行

https://gijyutu.com/kyouzai/seibutu/index.html

設定
1.「ティラノスクリプト」の設定
基本システムを「ティラノスクリプト」からダウンロードする。
https://tyrano.jp/dl/v4

1)スタンダードパッケージ
Webアプリベースで使うのはこちら
2)ティラノスクリプトfor Windowsアプリケーション
スタンダードパッケージとWindowsアプリ化モジュールが一緒になったパッケージである。
オフラインや構内の共有ドライブ等で使う場合はこちらを使用する。

2.教材データの設定
以下の教材データをダウンロードします。そのデータを解凍し,dataフォルダに上書きする。
Webアプリの場合は,index.htmlを開く。アプリケーションの場合,tyranoscript.exを起動すると開始される。

利用方法
本教材はHTML5で動作するゲーム教材で、主人公の名前設定以外はすべてマウス操作で行う。
開発した教材は,主人公が両親から店で提供するサーモンの養殖を成功させるよう命じられるところから始まり,高収量・高品質かつ低コストでサーモンの養殖養殖を目指すというストーリーを設定した。本教材は Stage1Stage2の2段階に分けて構成し,Stage1では養殖の作業やトラブル場面で情報源の極端な意見に従わざるをえず失敗してしまった主人公が,Stage2 では情報源の複数の意見を踏まえた上で養殖技術とコストとのバランスを考え自ら判断していく。また,養殖技術の基礎的用語やポイントの解説も設定した。
作業場面ごとに複数の選択肢から情報源(作業のポイント、メリットデメリットなど)を参考に育成方法を選択する。選択の結果に応じて「収量(歩留まり)」「品質(1匹の大きさ、見た目、味など)」「コスト(かかる費用)」がパラメータ表示され、学習者にフィードバックされる。魚が出荷サイズまで育つと、パラメータの値に応じて魚が評価される。評価後はStage2のはじめに戻って再び養殖に挑戦し、試行錯誤を繰り返せる。


工夫したこと

・実際に授業で飼育することが難しい食用の魚(出荷まで3年)を題材にし、短時間で飼育の概要と基礎知識,さらに最適化の技術の見方・考え方がわかるようシナリオ教材にした。(プレイ時間目安:20分)
・シナリオ製作にはGoal Base Scenario理論を参考にし、効果的に学習できるようにした。
長野県水産試験場で信州サーモン(長野県で開発されたブラウントラウト?ニジマス種)の育成について取材をし、取材内容や研究データ等の提供を受け,育成の流れや作業に反映した。
・実際の養魚場の写真やサーモンの写真を用いることで、視覚的にイメージしやすくした。

その他
授業で活用できるワークシート及びスライドも活用ください。

本教材は,一般社団法人日本産業技術教育学会の大学生コンテストで2019年度奨励賞を受賞しています。


投稿者:三好愛美&村松研スタッフ(信州大)

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水産生物シナリオゲーム 「育成!サーモンカンパニー」” に対して1件のコメントがあります。

  1. 延堂 幸視 より:

    特別支援(病弱)の第2学年1クラス2名の生徒を対象に、活用させていただきました。結構楽しんで行っていましたので良かったと思いました。ワークシートにも的確に、コスト面品質面採算面に対しての感想が述べられており、効果もあったと推察できます。
     本来、自分は通常の学校で36年間行ってきましたので、もし、普通中学校だったらと考えたとき、タブレットを使用したグループ学習が効果的か、PC室での個人学習なのかと迷うところでもあります。
     今回、製作に携わった全ての先生方にお礼を申し上げます。
     実際に飼育環境を作らなくても十分な学習効果が短時間で上がることが証明されたのでは無いかと思います。

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