備長炭電池
この電池は、空気電池に分類される。
※化学式についての記述に誤りがあり,修正をしました
プラス極に備長炭、マイナス極にアルミホイル、電解液に食塩水(塩化ナトリウムの溶液)が使われます。空気電池とよばれるのは、プラス極の備長炭に付着している空気(酸素)が正極で実際に反応している物質(正極活物質)として作用することによります。
反応は、
備長炭は、白炭(高温で焼いた炭)の代表格なので、使用できるが、普通の炭は使えない。違いは電気伝導度である。備長炭の抵抗は小さく、電気をよ く通す。これが電池の要因のひとつ。もう一つは活性度(空気が吸着する表面積の広さ)である。この点では、活性炭は最高である。(冷蔵庫脱臭剤の「キム コ」や「ノンスメル」が使える。)
【参考】
- 「理科おもしろ実験・ものづくり完全マニュアル」左巻健男編、東京書籍、1995
- 「物理がおもしろい」ガリレオ工房編、日本評論社、1995
投稿者:京都府 洛陽工業高校 荻野和俊
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