折 板 構 造 を 体 験~ルーフコンテスト(強い形をつくる)~
1999/06/27
●強い形
自重で垂れ下がる紙も、折り曲げたり、つかみ方を変えたりして形を変えると強くなります。「形」をテーマにして取り組みました。普段何気なく見て いる体育館や、博覧会などで良く見かける斬新なデザインの建築物の見方を少し深めてみようと思い、ルーフコンテストを行いました。
●どれが強いでしょう?
A4のケント紙をつかって、屋根を作りました。違うタイプのものを3種類用意し、生徒たちに選ばせました。ボールペンで折れ線をなぞり、折り曲げました。
●本を載せて荷重
上から本を載せて荷重しました。事典2~3冊で上がつぶれます。そこから、しばらく持ちこたえます。すべてがつぶれたのは、8~9冊(およそ10kg)でした。
●感想から
- 「おもしろそうな形だなと思って選んだ。9.2kgまで耐えた。屋根のてっぺんからつぶれ始めて、最終的に、一方がかたよってつぶれた。もっと強くするには、溝の数を増やして溝を深くする?」
- 「6.7kgで全破壊した。一部破壊では、横からつぶれていったみたいだった。折れたみたいに。また、一部から全部の破壊になるまで結構長く耐えた。もっと折り目をきっちりつけると強くなるのではないかと思う。」
●参考文献
- 日本建築学会『ちからとかたち』日本建築学会1994.10.5
- マリオ・サルバドリー(望月重訳)『建物はどうして建っているか』鹿島出版会1980.10.5
投稿者:沼田和也(同志社中学校)
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