デジタル虫眼鏡の活用

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今回紹介するのは、ポケットサイズのデジタル顕微鏡です。製品としては「最大500倍まで拡大可能」とされていますが、実際の使い方としては顕微鏡というよりも「デジタル虫眼鏡」と呼ぶ方がイメージしやすいかもしれません。

授業や研修での活用

技術科の学習では、さまざまな場面で活用できます。

  • 木材表面の繊維や加工状態の観察
  • 3Dプリンタで造形したレイヤーの積層状態の確認
  • 金属や樹脂の表面観察
  • 工具や刃物の状態確認

授業だけでなく、教員研修でも活用しています。学生や先生方に渡すと、まずは自分の手相や毛穴を観察してみるのが定番です(笑)。

使用感

本製品は光学ズームだけでなくデジタルズームも併用しているため、スペック上の最大倍率で常に鮮明な画像が得られるわけではありません。しかし、教材研究や授業での観察用途としては十分な性能を備えています。

電源は内蔵バッテリー式で、USB Type-Cで充電して使用します。また、LEDライトを搭載しているため、対象物を明るく照らしながら観察することができます。microSDに保存も可能。
次のかんなの記事は,技術教育グループへの川俣さんからの投稿記事を下にしています

かんなの刃先を観察してみる

以前、村松先生の投稿で紹介されていたデジタル虫眼鏡が気になり、実際に購入してかんなの刃先を観察してみました。

YouTubeで見た情報によると、現代の大工さんの中には、かんな刃の研ぎを習得する際に顕微鏡を用いて刃先を観察し、研ぎの感覚と実際の刃先の状態を結び付けながら技能を向上させている方もいるそうです。

今回観察した写真では、

  • 子どもが使用中に刃こぼれしてしまったかんなの刃先
  • 研ぎ直し後のかんなの刃先

を比較しています。
肉眼では確認できないレベルの刃先の状態がはっきりと見えるため、刃こぼれや研ぎの状態の違いを一目で確認することができます。

私自身も、これまで感覚的に行っていた刃研ぎについて、「どのような研ぎ方をすると刃先がどのような状態になるのか」を視覚的に理解できるようになりました。デジタル機器を活用することで、自身の技能向上にも大いに役立っています。

手軽に観察できるのも魅力

操作は非常に簡単で、特別な調整はほとんど必要ありません。電源を入れればすぐに観察を始めることができます。

普段は見ることのできないミクロの世界を気軽に観察できるため、教材研究やものづくり学習の題材としてもおすすめです。子どもたちの興味・関心を引き出す教材としても活用できるでしょう。

興味を持たれた方は、ぜひ一度試してみてください。
Amazon:デジタル顕微鏡


村松浩幸(信州大)

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