中学校技術科の免許取得について
中学校の技術科の免許取得は,通信制では取得ができません。
下記ブログも参考にどうぞ。
技術科の免許取得が可能な大学は文科省の下記サイトに一覧があります。
中学校・高等学校教員(技術・工業)の免許資格を取得することのできる大学
以下,補足説明。
教員養成については,大学における教員養成と開放性の教員養成の二大原則により実施されています。この原則に従い,上記資料にあるように,国立大学法人47大学47学部,私立大学21大学27学部が,中学校教諭第一種免許状(技術)取得の課程認定を受けています。こうした教員養成課程を経て,中学校教諭第一種免許状(技術)の取得者は,毎年400名前後です。また,他教科と異なり,技術科は,国立大学の教員養成学部に大きく依存している点が特徴です。
参考:疋田祥人:第5章技術科担当教員の養成,技術科教育,一藝社,pp.77-87(2014)
投稿者:村松浩幸(信州大)
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非常勤講師をしながら科目等履修で大学に通い2年間通い、今年より中学校で勤務しています。
元々中学校の免許が持っていたので2種免許を取得するのに教科に関する科目を10単位、教科教育法の単位が3単位必要でした。
東京都の西部に住んでいるのでその周辺で学校を探しましたが3校掛け持ちして取得しました。その時に感じたことを書こうと思います。
・千葉大学
大学で受講可能な科目一覧を見せてもらうと受け入れていない単位もありますが、そういった単位は大体受講するのに前提となる単位があるためです。教授に掛け合い聞いてみると大体受講可能です。
例:機械の座学の単位を取得してから、実習に関する単位を受講しなければならない。だから実習の単位は×になっている。
しかし、受講の順番が限られているため1年間で2種免許で取得するのは不可能です。2年間でギリギリ2種免許、1種免許が欲しければ3年欲しいところです。
取得した単位:情報に関する単位 栽培に関する単位 教科教育法に関する単位
・東京学芸大学
大学で受講可能な科目が非常に制限があります。電気、木材加工、教科教育法しか取得できません。
電気は実習を含む週2で3単位の講義なので、電気の分野はこれだけでクリア可能です。
木材加工は年度によって製図のみしか取れないことがあるので注意が必要です。
製図の単位に関しては大学によって、金属加工分野の製図と木材加工分野の製図を1つの繋がりを持った講義として扱っている大学があるので別々の大学で取得するのはあまりお勧めしません。
取得した単位:電気に関する単位
・山梨大学
全ての単位を取得可能です。私の住んでいる場所からだと千葉大学と同じくらいの時間の場所にあり、かつ下りで電車に座って通学できるのでお勧めです。
木材加工と金属加工の製図は一連の流れになっているので一緒に取ったほうがいいです。
千葉や学芸大学と比べ特に制限がなかったと思うので比較的楽に時間割を組むことが可能です。
学部生の技術免許取得者が減少しているらしく、受講者がいないと開講されなかったりすることもあるようです。事前に教授に確認しておくことをおすすめします。
取得した単位:木材加工に関する単位 金属加工に関する単位 機械に関する単位
3つの大学を掛け持ちし2年間でやっと2種免許を取得できました。東京学芸大学で全て取れれば楽だったのですが、千葉山梨は片道2時間かけて通学していたので金銭面でも非常につらかったです。
今考えると学芸大学で電気の単位と教科教育法の単位を取得し、他は山梨大学で全て取得してもよかったのかなと。
工学院大学で取得できればよかったのですが、私が申し込みをしようとした年に教職課程の受け入れを止めてしまったので遠い大学を選ばなければいけなくなってしまいました。近くの拓殖大学や神奈川工科大学などの私立大学に電話しても卒業生以外は受け入れしていません。受け入れ先を見つけたとしても、受講できる科目を確認するのに現地まで行く必要があるので大変です。受講科目の申請がかなり早い時期からあるので締め切りには注意しなければなりません。
講義に関することを相談するときは事務で教授の連絡先や部屋を聞き、直接相談をしたほうが良いです。どんな感じの講義をするのかやどういった順番で受けたほうがいいかなど有益なアドバイスをもらえます。事務で聞いても分からないことや教授と言っていることが違うことがよくあるので直接確認したほうがよいでしょう。