1 使用するもの
・送風機 ・台秤 ・翼型断面模型
2 実験のテーマ
ピトー管とマノメータを用いた流量(風量)流速(風速)測定。翼型に働く揚力を体感することによる流体機械、流体力学への興味関心を喚起する。
3 実験手順
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送風機を暖機運転した後、気圧、気温(干球、湿球)を測定。
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台秤に実験者が乗り、模型を持った状態で体重を測定 。
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台秤と測定者は気流の中に移動する。もっとも揚力を感じる仰角をさぐる。
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その時の体重、ピトー管の読みを計測。
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計算により、流速を算出。元の体重と比較してどれだけの揚力が働いたかを算出。
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異なる翼型に関しても同様に実験を行う。
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厚い翼型のほうが大きい揚力が働くはずだが、そうならなかった場合、なぜかを検討する。
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平板翼でも揚力が働いたが、なぜかを検討する。
4 学習
退屈になりがちな流量測定の実験に変化を与えることができる。流体力学を学ぶ際の導入として活用できる。
投稿者:山口県 山口県立下関工業高等学校 平田 敦
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