朝登校時に行う栽培活動(観察・記録・栽培技術) -日常生活の一部に-
1.目的
露地栽培における栽培技術の習得は日々成長する作物とともにその段階に応じて、指導すべきである。しかし、授業の時間内では難しい。そこで、朝登校時に「かん水」、「摘芽」、「誘引」などを行わせることが落としどころになると考えた。また、プランターなどを利用した一人一作物であれば、生徒は意欲的に取り組むが、圃場などで、グループごとに作物の栽培となると他人任せになり意欲の低下が著しい。そこで、生徒の意欲を維持しながらも、作物の成長段階にあわせた栽培技術の指導をするために、観察記録の項目を増やし、その実践に取り組んでいる
2.観察の対象
土壌酸度計(amazonで1980円程度。測定できるもの:Ph、照度、水分、地温)を10本購入し、何となく生徒の測定活動に幅を持たせた。さらに100円ショップで購入したノギスで茎の太さを計測させている。播種後、2週間程度にどの作物も活着するので、その頃から、月水金、それぞれの作物の班ごとに計測させている。
※平均値ではなく、中央値→測定の基本は複数回ということを指導している。測定値を以前は平均値を求めさせていたが、測定値がさほど変わらないことが一般的なので、3回測定させて、中央値を測定結果とさせている。
写真:amazon,デジタル土壌酸度計
3.色分けされた記録用紙
記録用紙を月曜日は赤色、水曜日は黄色、金曜日は青色と色を変えているので、朝実施できなかった班員は昼に測定してもらう。
投稿者:紺谷正樹(北海道)
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