自動的に色が変わるLEDイルミネーションの製作
LEDの中にマイコンが内蔵され、自動的に七色変化するLEDがあります。これを使用して、イルミネーションを製作してみました。
図1 変化の一端
LEDは「イルミネーションLED」という名称で販売されていました。(注)
このLEDは、電池をつなぐだけで勝手に色が変わりますので、入れ物を作ることが工作の中心になります。
私は、バルサ材とアクリル板を組み合わせ、外箱を製作しました。(図1のものは息子のお店用に作ったものです)
図2 構成図
A:フロントパネル(バルサ材:80×100×5)
B:表示部(外枠:バルサ材:80×100×2~アクリル板の大きさに切り抜く)
(内板:アクリル板:乳白色70×80×2)
C:発光部(バルサ材:80×100×8~LEDを入れる場所を切り抜く)
D:リアパネル(バルサ材:80×100×8)
LEDは取り付ける前に、紙やすりで表面をまんべんなく磨き、すりガラスのようにキズをつけておきます。
こうすると光が乱反射して、光が広範囲に届くようになります。
(1)各材料の加工
Aはアクリル板の大きさの範囲で、自由にデザインします。
図3 フロントパネルの例
Bのバルサ材は、アクリル板がぴったりはまる大きさに切り抜きます。
図4 アクリル板とバルサ材
CはAと同じくらいの大きさに切り取ります。切り取り部が少ないと、Bに影がうつります。
切り取った穴のD側にLEDを取り付けます。バルサ材に細い切り込みを入れて、押し込む程度で大丈夫です。下側端にスイッチ用の穴を掘り、埋め込みます。
LEDの(+)(-)を間違えないようにはんだ付けします。
Dの下中央に電池用の線が通る穴をあけ、電池スナップの線を通し、LEDとスイッチにはんだ付けします。
接続部が、ショートしないようにテープやチューブでおおって下さい。
それぞれの加工が終わったら、
(2)CとDを接着します。ボンドを薄く塗り、接合し乾かします。
木板等でCとDをサンドイッチにして、クランプで締めるときれいに接合できます。
接合後、電池をつなぎ、LEDの点滅を確認してください。
図5 CとDを接合したところ
(3)CとDにB、Aを接着します。Bは木の部分のみボンドをつけます。
ボンドがはみ出ないように注意して下さい。(1)と同様に、木板ではさみ、クランプで締めます。
接合が終わったら、木口を削ってそろえ、みがきます。
バルサ材は加工が容易ですが、キズがつきやすいので取扱いには注意が必要です。
B以外の材料は、バルサ材以外の木材でも可能ですから、木材加工の教材にいかがですか?
(注)LEDの仕様(2014.11現在)
イルミネーション・フルカラーLED OSTB5131A-ID(電圧:3.8~5V、電流:20mA、直径:5mm)~電圧3.8Vからとあるが、3Vでも十分発光した。私は「秋月電子通商」の通信販売で入手(http://akizukidenshi.com) 1本50円
投稿者:おぎのかずとし(大阪工業大学)
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これは、なかなかの教材開発のヒントになりました。
バルサ材の代わりに、シュレッダーダストから作った板材をカットして
乾電池の代わりに、キャパシタ(電気二重層)3V、10F(ヤマザキの
カタログで300円)、500Ω抵抗+「イルミLED」にUSBプラグコード
の組み合わせの試作品を早速作ってみようかと?
八戸の中学&発明クラブのロボコンの主電源は、キャパシタ(充電
インジケーターはLEDで、私は50個以上自作しました♪)なので、
応用できそうです。