ものづくり 1年生本立て製作用説明教材

 フェイスブック技術教室グループの投稿を参考に、自分も1年生の本立て作り用説明教材を作りました。

 100cm×15cm×1.5cmと45cm×6cm×1.5cmのパイン集成材を使って本立てを作ります。
 強度の向上と、接合技術の体験として側板に切り欠きを作り、背板を付けるようになっています。
 setumei1
 生徒への説明として、実物よりも1.5倍の大きさに拡大して描いたキャビネット図と、材料の図面の2枚を用意しました。
材料の図面は実寸で書かれているため、生徒が罫書きした板を黒板に持ってきて大きなずれがないか一目でわかるようになっています。
 もちろん、1mm単位のズレは分からないのでメジャーで詳細は確認します。
  setumei2 setumei3
 しかし、本立ての前に作った小さい木の箱で、接合方法を間違える生徒が各クラスに数名いたため、より接合部分が分かるようにと発泡スチロールで実物よりも約1.5倍の大きさの本立て見本を作ることにしました。
ホームセンターで売っていた90cm×90cm×2cmの発泡スチロール板(1枚300円)にマジックで線を書き、カッターで切断していきます。
 最初はニクロム線を加熱するスチロールカッターが必要になるかと思いましたが、カッターの刃を最大まで出して角度を付けて刃を入れることで、ほぼ線上を正しく切ることができます。
 setumei4 setumei5  
 材料を切り分けたら、組み立てをします。
 今回は特に注目してほしい部分にアクリル絵の具でそれぞれ色を付けました。また、左右の板をすぐにはずして2枚を合わせて高さがそろっていることの重要性を伝えることができるように、発泡スチロール同士はマジックテープで付け外しができるようにしました。
setumei6  setumei7 setumei8

 実際に生徒達に見せたところ「おお~」と驚く声があり、左右の板の高さが合うことの必要性を説明しやすかったです。
ただ、欠点として発泡スチロールですのでマジックテープがスチロールを破壊して外れたりしたため、何度も付け外しすると壊れる可能性があります。
 作業前の説明で使用した後は、教卓に置いておき、分からなくなった時に自由に見に来ても良いことにしてあります。


投稿者:近藤 昌也(石川)

投稿者プロフィール

管理者

関連するお勧め教材

Follow me!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください