操作練習のポイントは、どんなところ?

操作練習のポイントは、どんなところ?

そろそろ、ロボットも完成し、操作練習に入っているチームもあることでしょう。もしかしたらまだまだ完成しないチームもあることでしょう。

操作練習のポイントを私なりに考えてみました。もしお気づきの点がありましたら、コメントくださいませ。

チーム内で当日の操縦者を決めるための大会を開く。

まず、チーム内で楽しむことが大切だよね!!ある意味これが一番楽しい大会かも知れません。

チーム内で一番操縦の上手な人が操作をすべきですよね。

最初から「○○さんでいこう!」と決めつけるのではなく、第1操縦者、第2操縦者、・・・と決めておこう。

なぜかというと、お互いの操縦の良さを見つけられるからです。「こんなコントローラーの使い方が、効率がいい!」「このルートのほうが、最短ルートで、時間短縮になる!」「アイテムへのアプローチがうまい!」・・・・・など、いろいろお互いに参考になるところが見られるからです。その中で全員が納得のいく操縦者を決めよう!

万が一第1操縦者が体調を崩したら・・・

チームの人が万が一、当日体調不良なら、第2操縦者が、操作すれば、全く練習していない人が、エントリーするより、ロボットのために、とても良いかと!また、第1操縦者が気分が乗らない、落ち着かないときなど、第2操縦者がエントリーするのもありかと思います。全試合同じ人が操縦するのもありですが、試合によって変えるのもありかも知れません。

みんなが操作をすることで、ロボットの操縦のしにくさが見つかり、改良するポイントが見つけられます。

人によって操作の癖が違います。その癖は、ロボットの動きに現れます。ロボットは素直です。誰が操縦しても同じ動きをしなければ、ロボットの性能の向上が図れません。ロボットの動きを良く観察することで、ロボットの改良ポイントが見つかるはずです。お互い操作し合って、改良ポイントを見つけて、より良いロボットを製作しよう!

必ず操作練習をしたときにはタイムを計ろう!

タイムを計る意味!

「速く正確に操作できる人」を選ぶためには、タイムを計ることで、タイムを計っておくと、操作の上手、下手が明確になります。その中で、選ぶ必要があります。時には、最初はタイムが遅かった人が、急に上手になることがあります。時間を計っておけば、客観的に判断することができます。

最短ルートを見つけよう!

時間を計っておくと、最短ルートを見つけることができます。仮に、ABCDEFG地点と7地点合ったとします。A~Bが○秒、B~Cが▽秒、A~Cが□秒・・・いろいろな組み合わせが、最短距離、最短操作を見つけるためのコツになります。時間を計ることは、とても面倒かも知れませんが、チームで記録係を作るなどして、この計測をこまめにタイム計測をやっておくと、操作が上手になっていくのが実感でき、当日の自信につながります。ぜひ、時間を計って、練習してください。

心を読む

試合当日の朝にも、時間を計って見てください。これまで操作が上手だった人が、遅くなることがあります。なぜかというと、緊張からくるプレッシャーです。心がタイムに表れます。もしそうだとしたら、別の操縦者に変わることもありだとありだと思います。この決定は、チーム内で、納得の上で、顧問の先生と相談なりして、すすめたほうが良いと思います。

チーム内の立ち位置を考えよう!

操縦者の立ち位置は?!意図があるかが鍵!!

操縦者の立ち位置は、基本的に、ロボットと同じ向きを向いている方が、操作しやすいです。ロボットと一緒に動いて、常に、進行方向を見ている感じていることが基本だと思います。ただし、アイテムの取り方やロボットの構造によっては、ロボットの横から、または斜めからのぞき込むこともありでしょう。その視点に意図をもってください。意図がない立ち位置だと、ミスをする事につながります。

アシスタントの立ち位置を考えよう!

まず初めに、ゲームが始まって、操縦者の何をアシストするのかを明確にしよう。コードの管理、アイテムの管理、操縦者の立ち位置の確保・・・・・いろいろありますね。

ということは、練習で本番さながらの練習をすることで、操縦者は、「どんなことをアシストして欲しいのか」、アシスタントは、「どんなことをアシストしたら、操縦しやすいか。」を常に考えることが必要です。

このやりとりをたくさんしてきたチームは、とてもチームワークが良く、とても強い場合が多いです。

3人目のアシスタントの役割は

時間管理や点数管理です。時間管理は、現在の時間を操縦者に伝えたり、残り時間を伝えたりする役割です。そうすることで、操縦者は、タイマーを見ることなく、落ち着いて操縦することができます。また、点数管理です。相手の動きを見て、どれだけ得点を取れば勝てるか、残り時間と合わせて考えて、作戦を操縦者に伝えることも必要な役割です。ある意味、勝敗を左右する一番重要な役割かも知れません。どんな作戦を立てるかは、チームで話し合っておくとよいでしょう。

まだ完成していないチームは?!

完成した部分でどんどん操作練習しよう!

足回りが完成していれば、コート上でどんどんタイムトライアルをしよう。これから車体が重くなります。そのときに、走り方がどう変化したが?車体バランスがどう変化したか?・・・いろいろ観察することで、より良い走りを生むことができます。

アーム部分が完成したら、思い通りに動いているか確認しよう。もし、思い通りでなければ、「どうしたらよいか?」を考えて、改良を急ピッチで進めよう!

ロボコン報告書を参考にしよう!

ロボコン報告書には、全国の優秀なロボットの性能や工夫、動画、製作秘話など、様々な情報が織り込まれています。これを参考すべきです。もしかしたら、同じように製作しても、思い通りにならないこともあるかも知れません。そこは、くじけないで「どうして?」と強く思い、次はアクションを起こそう!「サイトで質問してみる!」「オンラインロボコンで質問してみる!」・・・他にもいろいろな方法があると思います。

ロボコン報告書の中の情報を、自分たちの意志で取捨選択してください。そして、大会までの残りの日数に限りがあります。その短い時間の中で、完成までこぎ着けるように、これからの計画を立てましょう。

 

あきらめないで、取り組むことが、多くの学びを生みます!

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