大会前日に何をするべきか?!
そんなことを考えてみる。
1 ハンダ付けの状態を確認する。
これまで素さ練習をしてきたり、ギリギリにロボットが完成したりすると、ハンダ付けや導線がきちんとつながっていない場合があります。必ず、一本一本の導線を、コントローラーからギアボックスまでを丁寧に確認する必要があります。もし不具合があるなら、ハンダ付けが必要になってくるし、応急処置として、ビニルテープが必要になってくる場合があります。場合によっては、古いモーターを使用している場合には、モーターの端子やブラシが劣化して、回転力が落ちることがあります。そうしたときには、必ず、足回りなら、両方のモーターを変える必要があるでしょう。できるなら、ブランド品を使うことをおすすめします。
2 ギアボックスやキャスターなど、回転するところで摩擦が発生するところに、シリコンスプレーを吹き付ける。
これまでの練習で、細かいホコリがたまっていませんか?!そうしたホコリがあると、ロボットの動きが1~2割性能が落ちる場合があります。ロボットから出る音を聴き、不自然な音がする場合には、シリコンスプレーを吹き付けたり、パーツを交換したりして、ロボットから心地よい音が出るように、調整してあげましょう。
3 無駄に長いコードを整理する。
コントローラーからロボットまでのコードが、無駄に長いチームが、たまに見られます。そのコードが操作の邪魔をして、良いパフォーマンスができない事があるのです。できることなら、長いコードは、ロボットのてっぺんからだして、コート面に接しないようにした方が、操作しやすいでしょう。そして、コントローラーから棒をだし、コードを引き上げて、操り人形のように、操作することをおすすめします。その方が明らかに操作しやすくなります。
4 新品の乾電池で操作してみる。
古い乾電池と新品の乾電池は、動きが明らかに違います。これまでたくさん練習してきたことでしょう。そうすると、電池が弱り、パフォーマンスも落ちてしまいます。その性能が落ちた電池になれて、当日を迎えると、あまりに勢いよくロボットが動くと、操作がうまくできず、ミスしてしまうことがあります。だから前日に、新品の乾電池のスピードを確認しておき、当日の動きをイメージしておきましょう。
5 数回試運転をして、前日の平均点をだし、明日の目標点を決める。
数回本番と同じ状態で、操作してみてください。そして、前日の平均点を出してみましょう。それが大会の目標点です。その点数を越えなければ、自分との戦いに敗戦です。もし越えたら、自分との戦いに勝利です。実は、ロボコンって、対戦の勝敗よりも自分との勝敗だったりします。
1回きりの大会です。これまでの練習の中で、ベストパフォーマンスをめざして前日を終え、当日を迎えてください。
6 チームメイトと明日のロボコンに向けて、誓いを語り合う。
おそらく、多かれ少なかれ、チームメイトとすれ違いや口論はきっとあったことでしょう。でもそうした仲間がいたからこそ、明日の大会を迎えられるのです。明日に向けて、そうした仲間に「ありがとう!」という気持ちと自分なりの言葉を互いに贈ってください。
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