コートをつくる

「丸ノコの幅(あさり)があるから,寸法基準線のどちら側を残せばよいのか指示せよ!」

部活内で選抜した6人の生徒と一緒にコート製作をに取り組んでみた。明日には形になりそうだ。安全管理上,丸ノコを生徒に使わせることはできないが,今回はけがきを完全に生徒に任せてみた。

求める精度は0.5mm以内,彼らの指示通りに切断すると,組み合わせてみて手の感覚で0.5mm以内の誤差を生徒がみきわめる。その指示に合わせて顧問が微妙に丸ノコを操作する。いい加減なけがきが許されない前提をつくると,道具の使い方も真剣になる。自分のけがきで,精度が変わることが実感できる。

実際には,2×4材や1×4材にも節があって,実際にコートにした時に本当にそれでいいのか・・・と突き返すと,再度材料どりをやり直す。そりがある材料をどうやっていなせばよいのか,精度を求めなければ決して考えることはできない。

当たり前だけど,こうして精度を要求すると取り組みが全く変わってくる。自分たちのロボコンのために,精度を追求する姿は真剣だった。これまで,休日に自分だけでコートを作ってきたことを大きく反省,コートづくりはロボコンに取り組む生徒にも関わらせた方が楽しい。

コメント

  1. 博多中 顧問 より:

    コート作成、楽しそうですね。
     私は福岡県のロボコン事務局を担当していますので、例年ですと本校で使用している
    コートが、市大会、県大会で使用されるコートとなります。九州大会ともなるとかなり
    シビアで、大会前日にミリ単位でのコートチェックを実施しています。そのため、コート
    作成は、夏休みに県内のロボコン担当の先生方に集まっていただき、一日がかりで作成
    することが多いです。
     今年度はオンラインでの大会ですので、それぞれの学校のコートを使用しての大会
    となるでしょうから、生徒につくらせてみるのもいいですね!
    それにしても、先日入荷した1×4材のねじれがひどく、苦労しています。

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