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技術のわくわく探検記 2001.8.3.(2001.9.13.更新)

日本原子力研究所・東海研究所
JAPAN ATOMIC ENERGY RESEARCH INSTITUTE

茨城県那珂郡東海村白方字白根2−4

 日本原子力研究所は、原子力基本法に基づいて、原子力の開発に関する研究等を総合的・効率的に行い、原子力の研究、開発および利用の促進に寄与することを目的として1956(昭和31)年6月15日に「特殊法人・日本原子力研究所」が設立され、「東海研究所」は1957(昭和32)年7月1日に設置されました。

 東海研究所は、原子力の総合科学技術センターとして、現在は次のような研究を行っています。
1.「中性子科学研究」
2.原子力「エネルギーシステム研究」
3.原子力環境における物質、材料の探究から創製までの「物質科学研究」
4.原子力に関する「先端基礎研究」
5.原子力施設の安全性と環境安全を確保するための「安全性研究
この他に、
 原子炉の運転・利用、ホット試験施設利用、原子力施設解体技術の開発、放射性廃棄物管理および放射線管理、研究情報サービス、国内外の研究者・技術者の研修
を行っています。

日本原子力研究所・東海研究所における原子力研究のあゆみ

1956(昭和31) . 6 日本原子力研究所発足
1957(昭和32) . 2 東海研究所設置(茨城県那珂郡東海村)
1957(昭和32) . 8 日本で最初の研究用原子炉JRR-1が臨界
第1号実験原子炉
原子力研究発祥記念碑

研究用原子炉JRR−1
(炉室)
1959(昭和34) . 8 はじめてプルトニウムの微量分離に成功
1960(昭和35) . 10 研究用原子炉JRR-2臨界
1962(昭和37) . 9 国産初の研究用原子炉JRR-3臨界
(天然ウラン重水型・熱出力1万kW)
1963(昭和38) . 4 高崎研究所設置(群馬県高崎市)
1963(昭和38) . 10 動力試験炉JPDRが初めて発電を行う(この日がのちに「原子力の日」となる)
1965(昭和40) . 1 研究用原子炉JRR-4臨界
究用原子炉JRR−4
(炉心)

チェレンコフ光
研究用原子炉JRR-4
(炉室)
1967(昭和42) . 4 大洗研究所設置
1968(昭和43) . 3 材料試験炉JMTR
1968(昭和43) . 5 使用済み燃料からプルトニウムの分離(18g)に成功
1968(昭和43) . 6 原子力船「むつ」進水
1973(昭和48) . 3 JFT-2トカマク型世界最長閉じ込め時間を確認
1975(昭和50) . 6 原子炉安全研究炉NSRRが臨界
原子炉安全研究炉
NSRR
1978(昭和53) . 1 実用燃料試験施設建屋竣工
1978(昭和53) . 10 タンデム加速器建屋竣工
1985(昭和60) . 3 日本原子力船研究開発事業団統合
1985(昭和60) . 4 那珂研究所設置
1986(昭和61) 1. 12 動力試験炉JPDR解体作業開始
1987(昭和62) . 9 JT-60臨界プラズマ条件目標領域を達成
1990(平成 2) . 3 研究用原子炉
JRR-3M
(改造炉)
臨界

研究用原子炉JRR-3M
(炉室)

研究用原子炉JRR-3M
ビームホール
中性子ビーム実験装置
1990(平成 2) . 3 原子力船「むつ」の原子炉が臨界(16年ぶり)
1991(平成 3) . 2 原子力船「むつ」竣工
1992(平成 4) . 2 原子力船「むつ」実験航海が終了
1992(平成 4) . 3 JMTR100サイクル運転達成
1992(平成 4) . 7 ITER工学設計活動
1992(平成 4) . 8 JT-60世界最高のプラズマイオン温度(4.4億度)を実現
1993(平成 5) . 6 JT-60高周波によるプラズマ電流駆動で世界最高の成果
1993(平成 5) . 7 イオン照射研究施設TIARA完成
1994(平成 6) . 6 燃料サイクル安全工学研究施設NUCEF完成
1994(平成 6) . 7 JT-60世界最高の閉じ込め性能を達成
1995(平成 7) . 2 NUCEF定常臨界実験装置STACY臨界
1995(平成 7) . 6 原子力船「むつ」の原子炉室を吊り上げ移送
1995(平成 7) . 6 原子力船「むつ」が海洋科学技術センターへ引渡される
1995(平成 7) . 10 関西研究所設置
1995(平成 7) . 12 燃料サイクル安全工学研究施設NUCEF過度臨界実験装置TRACYが臨界
1996(平成 8) . 3 動力試験炉JPDR解体実施試験終了
1996(平成 8) . 10 負磁気シアモードによる世界最高水準のプラズマの実現に成功
(閉じ込め時間1秒、温度1.7億度を同時達成、電子密度100兆個/cm3)
1996(平成 8) . 10 JT-60臨界プラズマ条件を達成
1997(平成 9) . 3 Spring-8放射光ファーストビーム発生
1997(平成 9) . 8 ITERの超伝導コイル技術を確立
1997(平成 9) . 10 新方式のダイバータによりITERのプラズマ純化性能を達成
1997(平成 9) . 11 ITER真空容器の製作技術の開発に成功

平成13年度 原子力体験セミナー[基礎コース I ]
 2001(平成13)年8月2日〜3日 日本原子力研究所・東海研究所・国際原子力総合技術センター
 

日本原子力研究所(一般向け) http://www.jaeri.go.jp/

※「日本原子力研究所」特別展 2001年10月15日〜25日 未来科学技術情報館(東京・新宿三井ビル1F)


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