「ツタンカーメンのエンドウ」おもしろ情報 |
「ツタンカーメンのエンドウ豆」というタイトルの本を発見!
2001年8月30日 国立国会図書館(東京都千代田区永田町1−10−1)へメンデル葡萄の論文「小石川植物園のメンデル葡萄」などを調べに行ったついでに、資料検索用のコンピュータに「ツタンカーメンのエンドウ」と入力して検索してみました。そしたら何と、「ツタンカーメンのエンドウ豆」というタイトルの書籍があることがわかりました。「ひょっとすると、このエンドウに関する多くの謎が氷解するかもしれない・・・・」とわくわくしながら詳細を調べてみたところ、「あらっ、これは詩集!」(^^)でした。
磯村英樹(第13)詩集「ツタンカーメンのエンドウ豆」 八坂書房 1985(昭和60)年12月
108p 22cm 2000円
ついでですから、国立国会図書館の資料請求番号は「KH215−304」です。図書ですから国会図書館の「本館」(「新館」は雑誌です)でご覧になってみてください。当日は他の資料を調べたり複写の手続きなどをしていたため、この本を請求している時間がなくなってしまいました。
帰りに立ち寄った神田の三省堂書店の1階にあるインフォメーションコーナーで、この本について検索していただいたところ、この本は品切れ中で、同じ著者のものとして、
日本現代詩文庫48「磯村英樹詩集」土曜美術社 1991.6.1.
1030円税込 ISBN4-88625-274-5 C0192
があることを教えていただきました。でもこの本は現在書店には置いてありませんでした。「書泉グランデ」や古書店を少しまわってみましたが見あたりませんでした。
しかたありませんので、家に帰ってからインターネットで注文・・・・宅配便で届きました!
この本の105〜106ページに「ツタンカーメンのエンドウ豆」という詩が掲載されていました。作者の磯村英樹さんがツタンカーメンのエンドウ豆の由来と、水戸(茨城県)や高崎(群馬県)の小学校で栽培されていることを詩にうたっています。「・・・であるという」と書かれていることから、おそらくどなたかから「ツタンカーメンのエンドウ豆」のことをお聞きになって、それを詩にしたようです。エンドウの真偽はともかくとして、悠久の時間とロマンや想像をかきたてさせてくれるお話です。
商品にもなっている「KING TUTANKHAMEN’S PEAS」
朝日新聞(2001年8月19日)に、JR上野駅3階浅草口改札内コンコースにある科学教材専門店「ザ・スタディールーム」が人気上昇中で、たくさんのお客さんで賑わっている様子が紹介されていました。
・・・・というわけで、立ち寄ってみました。(2001年8月30日)
なんと、「ツタンカーメンのエンドウ豆」が商品として販売されていました。思わず(^^) 5粒で800円・・・思わず(^^)
古代エジプト考古学者 吉村作治 早稲田大学教授 ツタンカーメンのエンドウに??
上毛新聞(2001年6月21日)に、「エジプト研究家 吉村さんが講演会」という記事を発見!2001年7月15日に群馬県太田市長手町にある「ぐんま こどもの国児童会館」で「ピラミッド・ミステリーを語る」という講演会が開催されるというものでした。この講演会は、「ぐんま こどもの国児童会館」の夏休み特別企画展「吉村作治の古代エジプト展」(2001年7月28日〜9月2日)に先立って行われるものです。
「よし!これを機会に、ツタンカーメンのエンドウについて真相究明のために直訴しよう!」と作戦を立てたのですが、あいにく?講演会当日は部活動の夏の大会でした・・・・そこで、「そうだ、栽培技術史探検隊員に行ってもらおう!」と思いつき、さっそく給食を食べながら生徒たちに相談しました。(^^)古代エジプト研究家のT君と映画評論家のS君が「是非、行ってみたいです!」と言ってくれました。彼らは申し込み葉書を送り、数日後に参加承諾の連絡が届きました。
<ただいま、2人の講演会レポート掲載準備中です>
そして、講演会当日・・・・講演会の終わりにある質問の時間・・・・・「吉村先生、ツタンカーメンのエンドウをご存じですか・・・」
質問に対して吉村先生は何と答えたと思いますか(^^;)・・・・・「ウ〜ン、それは・・・・」(以下、想像におまかせします)
※ツタンカーメン王墓の発掘に伴う出土品リストというのは、あるのでしょうか?
もし、ご存じの方がいらっしゃいましたらご教示願います。こちらでも現在調査中です。
また、いわゆる「ツタンカーメンのエンドウ」は、現在一般に栽培されているエンドウとは品種が異なります。この品種はどこからやってきたものなのでしょうか?まだまだわからないことだらけですね。不思議で謎の多いエンドウです。