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技術のわくわく探検記 2002.3.9.(2002.4.14.更新)
群馬工業高等専門学校・環境都市工学科・青井研究室を訪問
群馬県前橋市鳥羽町580番地
これまでの研究成果の解説とケナフのさまざまな有効利用に関するサンプルを見せていただきました。
群馬高専の合併処理浄化槽で処理された生活排水の処理水を水源とした延長約80mの小川がつくられています。ポンプで循環させることによって、ここで処理水をさらに浄化し、生態系復元を目的とした大規模な実験が行われています。硝酸態窒素の除去能力が極めて高いカラーなどの植物によって窒素、リン等の栄養塩を除去・浄化し、ドジョウ、メダカ、タナゴ、ホタル、シジミなどを繁殖させて昔の小川を取り戻そうとする群馬高専版ビオトープです!
群馬高専の合併処理浄化槽で処理された生活排水の処理水を使って、ビニールハウス内ではセリが栽培されています。これも処理水をさらに浄化するための実験です。
群馬高専の敷地内にある「正観寺池」(農業用ため池)では、夏季に浮標性植物であるウォーターレタス(浮き葉ボタン)によって環境用水浄化の実験が行われています。ウォーターレタスによって浮遊物質、窒素、リンなどを除去したり、藻類の生育を阻害する物質(アレロパシー物質)を分泌してアオコの抑制もでき、生育後に回収した植物体は乾燥させて良質な堆肥にすることができます。
ケナフやセリも実験のために栽培されています。
群馬高専の正門脇にある「衛生工学実験棟」の屋上が研究実験用の池になっていたとは・・・・びっくり!
水質の分析のしかたについて実習をさせていただきました。