産業技術遺産探訪 2006.1.15./1.21.

1955年 ケーブルテレビ発祥の地

2005年11月21日記念碑建立

群馬県渋川市伊香保町
(旧北群馬郡伊香保町)

 1953(昭和28)年にNHK(日本放送協会)のテレビ局が本放送を開始しました。その2年後の1955(昭和30)年、難視聴対策のためにNHKが物聞山(群馬県北群馬郡伊香保町)の山頂に放送受信アンテナを設置し、同軸ケーブルで伊香保町にテレビ放送を配信しました。これが日本で初めてのケーブルテレビ(CATV)となりました。
 50年目にあたる2005(平成17)年11月21日に、社団法人 日本ケーブルテレビ連盟、社団法人 日本CATV技術協会によって記念碑が建立(伊香保ロープウェイ・不如帰(ホトトギス)駅の北側、文学の小径レストルームの公園内)されました。           

映像メディアの精華
テレビ放送開始から2年
ケーブルテレビは 1955年
伊香保に誕生し 全国に広まる
テレビの躍進と共に
放送文化の発展に
大いなる役割を果たす
50年の節目に
先人の情熱と尽力に感謝し
将来の更なる飛翔を誓う
 2005年11月21日


写真右側の山が「物聞山」(標高894.5m)
ここにテレビ放送受信アンテナが設置されていました。
同軸ケーブルによって山麓に広がる伊香保温泉街(伊香保町)にテレビ放送が配信されました。

伊香保 上ノ山公園 見晴展望台(標高1000m)から見た物聞山と伊香保温泉街(伊香保町)
伊香保温泉街(伊香保町)
正面遠方は谷川岳
手前が「物聞山」(標高894.5m)
正面遠方は赤城山

電気通信技術史年表


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