産業技術遺産探訪 2005.12.17.

湯田中駅旧駅舎

国登録有形文化財

1927(昭和2)年竣工
木造平屋一部2階建、鉄板葺、建築面積211m2

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3227-1

長野電鉄平穏線開業時(1927(昭和2)年4月28日)の湯田中駅停車場本屋

 
2005(平成17)年2月9日に国登録有形文化財となりました。


竣工当時の駅舎

 国登録有形文化財に登録されたのを契機に、旧駅舎を建築当時の配色に極力近いものでリニューアルし、
「楓の館」とし交流室や展示室として公開されています。また、「楓の湯」が併設されています。

1956(昭和31)年に上野まで直通の急行列車「志賀」の乗り入れにより、反対側の現駅舎に利用が移りました。


湯田中駅構内(引込線)には歴史的に貴重なレールが現役で使われています。

 クロレウスカ製鉄所(Krolewska Huta ポーランド)1927年製、クルップ(Krupp)社1925年製、カーネギー(Carnegie)社1922年製レールなどがあります。

クルップ(Krupp)社1925年製レール カーネギー(Carnegie)社1922年製レール

湯田中駅前温泉 楓(かえで)の湯

湯田中駅旧駅舎に隣接して「湯田中駅前温泉 楓(かえで)の湯」(内湯・露天風呂)や足湯が設けられています。
温泉に入りながらの産業遺産めぐりができます(^^)

泉質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温 源泉 93.2℃

技術のわくわく探検記  産業技術遺産探訪  技術科@スクール