技術のわくわく探検記 2005.8.19.   

北陸電力
福岡第一発電所

旧 金沢瓦斯株式会社 1911(明治44)年竣工
国登録有形文化財

構造:煉瓦造地下1階地上2階建、瓦葺、建築面積641u

石川県白山市河内町福岡
(石川県石川郡河内村福岡)

登録有形文化財                                         登録年月日 平成13年10月12日
                                                    登録番号 第17-0058
福岡第一発電所
 福岡第一発電所は、明治44年金沢電気瓦斯(ガス)株式会社により手取川の豊富な水を活用し殖産を目的として電気事業用に建設された手取川水系手取川初の発電所です。
建物は、キングポストトラス(真束(しんつか)小屋組)を用い、切妻造、煉瓦造で要所要所にある石材、上下の半円アーチ・丸窓、3方向の妻につく丸窓など細部に特徴を持ち、国道沿いにある発電所ながら外観が自然景観の中で際だっています。昭和26年の電力再編成で北陸電力が引継ぎ、現在は、水車発電機3台が設置されており、最大3900キロワットの発電を行っています。
明治以降に建てられた近代建築の中で、後世に残すべき貴重な文化遺産として認められ、国の「登録有形文化財」に登録されています。


国道157号線をはさんで水圧鉄管があります。
現在も現役で稼働している水力発電所です。


北陸電力 福岡第一発電所 認可出力 3900kW 運転開始 1911(明治44)年4月


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