技術のわくわく探検記 2004.10.17./10.24.   

マンズワイン小諸ワイナリー
マンズワイン株式会社・小諸工場

長野県小諸市諸375

ブドウ畑

棒仕立
ドイツのモーゼル地方で古くから実施されている栽培方式ですが、最近は減少しています。

マンズ・レインカット栽培
世界各地に広く普及している垣根栽培を日本の風土に合わせ、マンズワインが独自に改良を加えた栽培方式です。ブドウ果のなる位置を立体的に確保するため、枝をY字型に両側に配置し、さらに8月以降には雨除けのビニールトンネルを設置できる構造になっています。

マンズワイン農場で栽培されているブドウの品種
ユニ・ブラン Ugni blanc
ピノ・ブラン Pinot blanc
セミヨン Semillon
甲州 Koshu
シャルドネ Chardonnay
ソーヴィニヨン・ブラン Sauvignon blanc
善光寺 Zenkoji
シルヴァーナ Silvaner
ライン・リースリング Rhein Riesling
リースリング・イタリコ Riesling italico
ミューラー・トゥルガウ Muller Thurgau
ガメイ・ノワール Gamay noir
ピノ・ノワール Pinot noir
メルロ Merlot
マスカット・ベーリーA Muscat Bailey A
カベルネ・ソーヴィニヨン Cabernet-Sauvignon
カベルネ・フラン Cabernet franc
マタロー Mataro(Mourvedre)
ブラック・クィーン Black Queen


「浅間(あさま)メルロー」の品種登録証

品種登録証
1.登録番号 第9803号
2.品種登録の年月日 平成14年3月1日
3.農林水産植物の種類 ぶどう
  及び登録品種の名称 浅間(あさま)メルロー
4.育成者権の存続期間 25年
5.育成者権者
     住所 東京都港区西新橋二丁目1番1号
     名称 マンズワイン株式会社
右の品種は、種苗法第18条第1項の規定により品種登録簿に登録されたことを証明する。
平成14年3月1日
農林水産大臣 武部 勤


善光寺ぶどう原木
善光寺の鐘声わたる奥信濃に昔から伝わる「善光寺ぶどう」。その絶滅しかけていたぶどうの個性をマンズワインが再発見した記念すべき原木です。長野市郊外より保存すべく、この地に移植しました。
平成15年現在、樹齢90年を経ています。


広場 モニュメント
TINAJA(ティナハ)
この巨大な素焼の甕は、ドン・キホーテとサンチョ・パンサで有名なスペインのラ・マンチャ地方で、今も現役として使われているワインの発酵と熟成用の容器です。古代ローマのAMPHORA(アンフォラ)を思わせるティナハは、古代のワイン作りのロマンを偲ばせる貴重なモニュメントと言えます。


仕込場

グラスライニングタンク
 このタンクの内側には、すべてガラスが吹き付けられていて魔法瓶のようにつくられています。1本で4万6000リットルが入ります。720ミリリットル壜にすると約6万4000本分になります。


バスラン(圧搾機)・・・屋外展示物
バスラン社(フランス)製の、ブドウ果実圧搾機です。1回に約3トンのブドウ果実が入ります。ブドウ果実1kgから果汁750〜800ミリリットル(75〜80%の果汁)を搾ることができます。


製造場


貯蔵庫

樽熟成
ワイン、ブランデー等は一定期間、樽に入れて熟成します。樽はホワイトオーク(白樫)で作られます。このホワイトオークの樽に寝かせて熟成させることにより、樽材の成分を吸収し、あの柔らかい琥珀色と芳醇な香りをつくり出します。


ワインセラー


樹名:コルク樫
原産地:地中海西部沿岸地方
主生産国:ポルトガル、スペイン
ワイン壜の栓として使われているコルクは、この木の皮を剥ぎ、栓の形に抜いて使われています。


スロヴェニア国際ワインコンクールなどで金賞・銀賞などを受賞


長野県原産地呼称管理制度
農産物やその加工品の原産地が、信州・長野県であることを保証する制度。ワインの場合、信州でとれたブドウだけを使い、信州で醸造され、さらに、厳しい官能審査(香り・味などの審査)に合格したものだけを長野県原産地呼称管理委員会が認定します。ワインと日本酒からはじまったこの制度は、今後、米・そば・野菜・肉といった信州産の農産物やその加工品にも対象をを広げていく予定です。


万酔園

ワイン道祖神(^^)

屋根瓦にもブドウがデザインされています。


小諸ワイナリー収穫祭で賑わう広場(2004年10月24日)


マンズワイン小諸工場入口付近のケヤキ並木と建物の眺望は「小諸眺望百選」となっています。
小諸眺望百選(http://www.sakudaira.com/komoro100/)


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