技術のわくわく探検記 2003.1.5.
野口水車保存館
屋内型水車(直径5.64m)
1910(明治43)年製・動態保存
群馬県山田郡大間々町小平(親水公園内)
小平の里施設管理中央センター
電話 0277-73-2006
大間々(現在の大間々町大間々1165番地)の米穀水車材木製板商「野口商店」の野口金太郎が1910(明治43)年に建造した精米・製粉用の屋内型水車で1955(昭和30)年頃まで稼働していたものです。「野口水車」として知られ、周辺町村はもとより、足尾方面の人々にも精米や製粉のために活用されていました。
1990(平成2)年に、この水車施設一式が大間々町に寄付され、損傷箇所を復元したのち、野口水車保存館に移設されました。
水車の諸元
型式 横軸胸掛3軸 並行両袖 屋内型
水輪 直径: 5.64m(3間) 毎分6回転
幅 : 0.80m(2尺6寸)
羽根板:50枚
搗臼(つきうす) 16個(石)
挽臼(ひきうす) 1個(台)
精米部
搗臼(つきうす)と杵(きね)・・・杵は毎分48回往復運動します。
製粉部
挽臼の上から製粉するための材料投入するためには、
材料をいったんせり上げる必要があります。
これは、そのためのコンベアーです。
さまざまな農機具も保存展示されています。
大麦皮取機
橋本式石ロール製粉機(橋本鉄工所・群馬県高崎市)
製縄機
野口水車保存館に隣接して「屋外型・上掛水車」があります。
野口水車保存館 入館料 一般 大人100円 小中学生50円
団体(20人以上) 大人80円 小中学生30円
※「わたらせ渓谷鐵道連絡協議会」のパンフレット(桐生・相老・大間々などの各駅で入手可能)に付いている沿線各施設共通優待券(期間限定)を利用すれば無料です。