技術のわくわく探検記 2002.11.16.
日本工業大学スチューデントラボ
(技術科教育研究室・技術科実習室)
Nippon Institute of Technology Student Laboratory
最新の工作機器約70台を備えた日本工業大学の「機械工作センター」の向かい側に「スチューデントラボ」があります。
STUDENT LAB
スチューデントラボ
併設/技術科教育研究室・技術科実習室
(中学校教諭一種免許「技術」)
中学校技術科の教員養成のために、学習指導技術の基礎的研究ならびに学習展開に関する指導法の実践的開発・研究を行っています。特に「ものづくり」に関する技術の基礎を実践的に体験させ、指導技術の定着を図ることを目的とした施設です。中学校の技術教室を模しているので、現職の教員の研修に活用できる施設となっています。
日本工業大学の大学案内やスチューデントラボのパンフレット「君たちのものづくり応援するよ!スチューデントラボ」には、この施設について次のように案内しています。
これからの社会が期待する創造力かつ技術面に長けた実践的エンジニアになるためには、何といっても自己のアイディアで多くのものづくりを体験することが大切です。大学の正規のカリキュラム以外に、自分で創造し、自分でつくり上げるという「自創」の気持こそが必要です。
スチューデントラボでは、意欲ある学生に工房を用意し、部品づくりに必要な工作機械類を用意して、また機械、電気、電子、建築、システム、情報系の先生方が運営委員として技術的な相談にも対応できるようになっています。さらに学内の技術センターで直接実技を学生に指導してきた経験者が常駐して、各種相談に応じてくれます。
さあ今日は教室の授業を終えたら、仲間と一緒にスチューデントラボに行って、ロボットづくりでも始めてみようではないか。
主な目的
1.学生の自主的な研究や創作活動の場の提供とサポート
2.学生のイベントの開催と、学内外のイベントへの参加のサポート
3.ものづくりを伴う教育活動の場所の提供とサポート
この施設を利用して学生たちが、「ホンダエコノパワー燃費競技全国大会」、「ものづくり塾でのスターリングエンジン」、「ソーラーカー・レース参加車両」、「ロボット」などを製作してきました。
自分の発想を形にする、オモシロものづくり空間
スチューデント・ラボは「工作機械コーナー」、「溶接エリア」、「電気工作コーナー」、「作業コーナー」、「相談コーナー」、「ものづくりエリア」、「グループ利用室」、「談話コーナー」などからなっています。
工作機械コーナー
充実した工作機械(旋盤、フライス盤、研削盤、両頭研削盤(グラインダ)、ボール盤、溶接機、切断機、帯のこ盤、ハンドプレス、折り曲げ機・・・など)
溶接エリア
電気工作コーナ
作業コーナー
製作中のものが置いてありました。
各種測定機器も充実しています。
こうした資材用のラックもしっかりしたものが設置されています。
相談コーナー
相談コーナーのカウンターには製作中のものが置いてあります。
ものづくりエリア
グループ利用室
談話コーナー
ものづくり教室などで製作された「ねじ」や「スターリング・エンジン」、「ゲルマニウム・ラジオ(鉱石ラジオ)」などが参考品として展示されていました。
日本工業大学附属工業技術博物館
ダブス社(イギリス・1891年製)2100形蒸気機関車
WN−1型ハイブリッド風力タービンシステム