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技術のわくわく探検記 2002.8.3.

独立行政法人
通信総合研究所
Communications Research Laboratory

http://www.crl.go.jp/overview/index-J.html

東京都小金井市貫井北町4−2−1

 通信総合研究所(CRL)は、情報通信に関する公共的な研究機関です。
 CRLは「稚内電波観測所」「平磯太陽観測センター」「鹿島宇宙通信研究センター」「横須賀無線通信研究センター」「けいはんな情報通信融合研究センター」「関西先端研究センター」「沖縄亜熱帯計測技術センター」と、ここ「通信総合研究所本所」があります。
 通信総合研究所には、「情報通信部門」「無線通信部門」「電磁波計測部門」「基礎先端部門」があり、次のような研究が行われています。
 情報通信部門・・・次世代インターネット、超高品質メディア転送技術、フォトニックネットワーク構成技術の研究、超高速フォトニックネットワークシステムの研究、情報通信危機管理技術、コミュニケーション能力を獲得する赤ちゃんロボット、メディア統一時空共有通信、情報バリアフリー技術、お年寄りの近未来の乗り物、自然言語処理の研究
 無線通信部門・・・成層圏無線通信・放送ネットワーク、超高速通信衛星によるマルチメディアサービス、衛星間通信等の基礎研究、高度道路交通システム、電磁波環境計測技術の研究開発
 電磁波計測部門・・・宇宙からの降雨観測、3次元高分解能映像レーダーによる地表面の観測、宇宙からの雲の観測、電波による大気微量成分の観測、宇宙天気予報システムの研究、宇宙環境情報サービス、電離圏世界資料センター、地球磁気圏のシミュレーション、電離層観測、時系の高精度化・高安定化に関する研究、次世代時間・周波数標準技術、電子時刻認証システム開発・日本標準時をインターネットへ、時空標準基盤技術の研究、光情報技術の研究、イオントラップの研究、Ge:Ge遠赤外線検出器ダイレクトハイブリッド2次元アレイ
 基礎先端部門・・・量子符号化技術の研究、非回析光ビームの研究、分子素子の研究、生体高分子の機能解析とその応用、fMRI(機能的磁気共鳴画像)装置、生物の情報過程を解明するための研究、高周波高速超伝導デバイス・回路技術の研究
 サービス業務・・・周波数標準値の設定・標準電波の発射・標準時の通報、無線設備機器の試験・較正、電波の伝わり方の観測および予報・警報の送信・通報、宇宙環境情報サービス、出版物の発行


ただいまWebページ作成中!

 私が学生時代の6年間を過ごした大学に隣接している「通信総合研究所」!隣は何をする人ぞ・・・学生時代から気になっていた研究所の施設一般公開(2002年8月2〜3日)で、今回初めて・・・たぶん初めてだと思います(^^;)・・・研究所内へ入ってみました。(TBSテレビで、かつて放送されていたドラマ「家裁の人」の裁判所に建物を使われていたことを思い出しました。判事役の片岡鶴太郎さんが正面玄関前の花壇でいつも花の手入れをしていましたね(^^)今回行ってみたら、新しい大きな建物に建て替えられていました・・・ちょっと淋しい気がしました)


日本標準時はここから発信されています!

時刻コード発生器・・・日本標準時(JST)、協定世界時(UTC)、国際原子時(TAI)が発信されています。

時の番人・・・セシウム1次周波数標準器

光励起型セシウム1次周波数標準器 CRL−01
Optically Pumped Cesium Primary Frequency Standard CRL-01

 時間の単位である「」は、セシウム原子から発生する周波数で定義されています。1次周波数標準機は、セシウム原子の発する周波数を高確度で実現して時計の基準となっています。通信総合研究所の原子標準研究室内に設置・運用されている光励起型セシウム1次周波数標準器 CRL−01は国際原子時(TAI)の確かさを決めるもので、世界で9台しかありません。なんと200万年に1秒の誤差です!!
 通信総合研究所では、現在、原子泉型標準器の研究が進められています。この原子泉型標準器光励起型標準器よりも約1桁優れた性能が期待されています。


施設一般公開日(2002年8月2〜3日)に展示されていた技術史的に貴重な通信機!


エンボッシング・モールス電信機
Manufa tured by John W Norton 177Broadway CTChesterfec.NewYork

 1854(嘉永7)年に和親条約締結のために黒船に乗ってやってきた米国のペリー提督が幕府へ贈ったエンボッシング・モールス電信器の復元機です。紙テープに凹形のくぼみをつけて記録する方式であることから「エンボッシング」と呼ばれています。

ディニエ印字電信機
(2001年に創立120周年を記念して沖電気工業株式会社が製作した複製品です。)


つい最近まで使われていた
電信機
でモールス符号を送信します!


施設一般公開解説書
この冊子が配られました。


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