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技術のわくわく探検記 2001.8.7.

旧・門司税関庁舎
Old Moji Customs Office Building

1912(明治45)年竣工

木骨煉瓦造二階建
ルネサンス様式

福岡県北九州市門司区

 門司港は、1889(明治22)年の開港以来、九州の玄関口として、また神戸、横浜に並ぶ国際貿易の拠点として、近代日本の発展を支えてきた港です。門司港周辺には数多くの歴史的建造物が残り往時の繁栄を物語っています。
 この建物は、1912(明治45)年に門司税関庁舎として建てられ、15年間使われましたが、1927(昭和2)年に税関の新庁舎が西海岸通り(現在の門司港湾合同庁舎地)に移されたため、その後、民間に払い下げられ、事務所や倉庫などに使われていました。
 木骨煉瓦造二階建で、ルネサンス様式の美を追及した極めて優れた建築物であり、しかも、明治、大正、昭和の門司港の変遷を見守ってきたシンボル的存在であったことから、北九州市が取得し、1994(平成6)年に修復しました。

 

門司港周辺の歴史的建造物

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