技術のわくわく探検記 2000.5.5.
品川白煉瓦
(旧・品川煉瓦製作所 明治20年製)
JR大井町駅中央西口前
東京都品川区大井1−50
品川白煉瓦
ここに使われている煉瓦は、明治20年代に北品川にあった品川白煉瓦会社で製造された耐火煉瓦で、1987(昭和62)年に仙台坂遺跡(東大井4−2)から出土したものです。
品川白煉瓦会社は、工業の祖といわれる西村勝三氏らによって設立され、国産の良質の白煉瓦を生み出し、製鉄造船業をはじめ日本の近代工業の発展に大きく寄与しました。
品川硝子
品川は、日本のガラス工業発祥の地です。
わが国最初の洋式ガラス工場として、1873(明治6)年に東海寺?裏の目黒川畔に設けられた興業社が、1876(明治9)年に工部省に買収されて官営の模範工場となりました。舷灯用紅色ガラス・日用ガラス器・カットガラスなどを製造していましたが、1885(明治18)年に西村勝三氏らに払い下げられ、民営に変わりました。
煉瓦造りの工場の一部は、明治初期の貴重な建築物として、19??(昭和43)年に愛知県犬山市の明治村に移築され、山手通り沿いの工場のあった場所の近くには碑が残っています。
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「品川白煉瓦会社」製 蝋石煉瓦(ろうせきれんが) 煉瓦表面の編目模様は、煉瓦を積み重ねる時にモルタルの付きを良くするためのものです。 |
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