中小坂製鉄所に使用された
耐火煉瓦について


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外国製耐火レンガ
輸入耐火レンガ

前期民営時代

英国製
Thomas&Marsall
LANCHS
Atlas
(明治4年 野村 誠一郎)

Snowball
(明治5年 鵜飼 五郎兵衛)


米国製
Daglas

日本製耐火煉瓦(官営の製造所)
※「赤羽製作寮」梨本製(梨本窯製)煉瓦
明治6年5月に「工部省赤羽製作寮」設立 「赤羽製作寮」の刻印は官営梨本窯製 (「赤羽製作寮」印の煉瓦は明治8年後半から9年の間の製品である。
「赤羽製作寮」印のある煉瓦に、丸の中に「天城」と刻印されているものは、当初からあったものか、「深川分局管轄下の深川製品との区別のためのものであったのか明らかではない。使用年代に関連がある。)
天城山中に産する白土を原料として、静岡県加茂郡梨本村(河津町梨本)に登窯を築く
明治7年に18万本の不溶白煉化石製造の目標を達成した。
明治8年8月に操業を再開する。
明治10年1月に「赤羽製作寮」は「赤羽工作局」と改称する。
明治11年1月に「深川工作分局」の所管となる。
明治12年12月に「不溶白煉化石製造所」が竣工する。
(明治6年 丹羽 正庸)
(明治9年 由利 公正、三浦 安)
(官営時代 明治11年6月26日 工部省中小坂鉄鉱山分局)

官営時代
深川白煉化石製造所
品川白煉瓦製造所
※「深川白煉化石製造所」が明治10年に民営となり、品川に移設されて「品川白煉瓦製造所」となる。
明治30年に「品川白煉瓦合資会社」(明治33年に、商標「SINAGAWA」、登録商標は菱形にSSを使用)となり、明治36年に「品川白煉瓦株式会社」となる。
官営時代の高炉は「内部白煉化石焼却シテ悉ク損傷」とある。使用耐火煉瓦に起因するものであろうか。
官営製鉄所は明治14年5月17日に操業中止、明治17年1月16日廃止された。

後期民営時代
明治17年 坂本弥八
明治24年 鈴木信仁
明治26年 小沢武雄
明治29年 小倉秀元
明治30年 山崎武平
明治36年 大和商会
明治39年 林謙吉郎
※明治40年操業中止 大正6年に日本鋼管が採掘開始
大正7年に設備が撤去された。
昭和36年に完全廃山となる。
無印の煉瓦 丸の中に「日本」の刻印がある耐火煉瓦は会社名が不明。後期民営時代に使用されたものらしい。


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