技術のわくわく探検記 2000.5.31.
三菱自動車工業株式会社・京都製作所
京都工場
MITSUBISHI MOTORS , KYOTO WORKS (KYOTO PLANT)
京都府京都市右京区太秦巽町1番地
三菱自動車工業株式会社・京都製作所は、エンジン、トランスミッション(変速機)の製造を行っている工場です。
三菱自動車工業(株)京都製作所・京都工場の概要
敷地面積・・・299000平方メートル
建物面積・・・208000平方メートル
従業員数・・・4000名
第1〜第9工場、東工場、西工場、第1〜第2鋳造工場、第1〜第2整備工場、総合試験棟、技術本館、メンテナンス・テクニカル・センター、エンジン発送センター、検収センター、西発送センター、コミュニケーションセンター、本館、西ビル、研修所、体育館、第1食堂、総合排水処理工場
製造されているエンジンは、8型式(ガソリンエンジン・・・4G1(27700)、4G9(18000)、6A1(1800)、4G6(27500)、6G7(28200)、ディーゼルエンジン・・・4D6(100)、4D5(13000)、4M4(8100)、なお筒内噴射エンジン「GDIエンジン」は4G1、4G9、4G6、4D6、6G7に含まれています)、トランスミッションは7形式(FM2.3(11200)、FM4.5(10200)、FA2.3(5700)、FA4.5(38600)、RM2(13600)、RM3(2400)、RA5(12600))です。※( )内の数字は月産で、総計はエンジン124200、トランスミッションは94300!
京都製作所の概要について品質管理部主幹・波多野博さん、工師・松岡豊誠さんにお聞きしました。
生産ラインは、「鋳造」>「機械加工」>「エンジン組立」「トランスミッション組立」>「試運転」を経てエンジンは発送され、名古屋自動車製作所(大江)・名古屋自動車製作所(岡崎)・水島自動車製作所などへ送られ、自動車に搭載されます。
エンジンの組立ライン
エンジンの組み立ては1つ1つ手作業で行われていきます。
従来のエンジンとGDIエンジンを比較した説明パネル
エンジン、トランスミッションの鋳造部品
トランスミッション部品の機械加工
三菱自動車工業株式会社・京都製作所でつくられたエンジン、トランスミッションは、完成車やノックダウン方式で生産される自動車に搭載されるほか、単体製品として国内だけでなく海外150ヶ国以上に輸出されています。
MMMA向け、クライスラー社向けに発送されるV型6気筒エンジン
三菱自動車工業株式会社・京都製作所の沿革
1944(昭和19)年 三菱重工業(株)・京都製作所として京都府京都市右京区太秦巽町1番地に設立
1950(昭和25)年 社名を中日本重工業(株)・京都製作所と改称
1952(昭和27)年 社名を新三菱重工業(株)と改称
1964(昭和39)年 社名を三菱重工業(株)と改称
1970(昭和45)年 三菱重工業(株)からの分離により三菱自動車工業(株)京都製作所と改称
1979(昭和54)年 滋賀工場稼働