古代米

 現在の稲の祖先と言われている古代米ですが、確かな根拠が示されているわけではありません。(嵐嘉一博士は赤米を系統的に研究しました) 佐藤洋一郎氏の研究によれば、古代の稲作は不揃いな品種が雑駁に栽培されていたと考えられます。
 また、これまで稲の起源に関する定説には、渡辺忠世氏の「アッサム-雲南起源説」が有力でしたが、現在では中国の長江(揚子江)中・下流域一帯を起源とする見方も有力になっています。日本列島に稲がやってきたルートも、佐藤洋一郎氏の研究によれば、南方から熱帯ジャポニカが陸稲として伝わったのちに、長江の中・下流域に生まれた(7000年以上前)温帯ジャポニカが2千数百年前に九州に伝わったと考えられています。

2001年から技術科の学習で「古代米」の栽培をはじめました。詳しくはここをクリックしてください。

黒米(雲南) 赤米 緑米 現在の米(品種:日本晴)
2000年10月に本校で収穫したもの
黒米
インディカ種モチ米
紫黒米
ジャポニカ種モチ米
朱赤米
中短粒種モチ米
赤米
中短粒種ウルチ
現在の米(コシヒカリ)

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