産業技術遺産探訪 2011.8.24.

札幌農学校 第2農場

秤量場

Cart-scaling Place

1911(明治44)年竣工

国重要文化財

北海道札幌市北区北十九条西8丁目〜北十八条西8丁目

秤量場 Cart-scaling Place

建築:
明治44(1910)年、建物とトラックスケール(大型台秤)を新設。
用途:
馬車に収穫物を積んで圃場から来た満載時と帰路の空車時の全重量を測って搬送量を計測し、収穫量や収納量を求める。
経過:
最初の台秤は、明治11(1878)年にアメリカから購入して模範家畜房の入り口に設置し、牧草品種別の収量調査と収納庫への収容量を計測していた。しかし、現在地に移転する際に家畜房2階への通路が廃止されたため、圃場への通路際の現在地に秤量所を新築し、新しい台秤に更新した。建物は収穫物を満載した馬車が通過できるように東西両側の扉が全開する。そのため4方に支柱を付けて強度を保ち、かつ、台秤の部分の排水のために暗渠排水が掘られている。

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