今年度は、3年生選択技術科の古建築物製作コースを選択した10名で、修学旅行の事前学習で取り上げた東大寺南大門の部分の模型(縮尺1/10)を製作しました。机の天板を手引きや丸のこで切断し、カンナ盤で切削して各パーツに分けました。材料取り後は、履修生徒10人の人海戦術で各パートを担当させ責任を持って取り組ませました。
今回は、実際の寸法などのデータが十分に入手できなかったので、写真集や実際に撮影した写真を基に角度や構造を班毎に考えさせる課題解決型の授業中心にしました。 今回も必要とするパーツは多く、斗(ます)は100個、肘木は大小30個、その他のパーツは50個必要になりました。加工の難しい斗の舌(ぜつ)の部分は、12mmのドリルの半径を利用し、肘木の半径部分は自動サンダー、組み合わせ部分は角のみ盤、細部は糸鋸やジグソーなどを使用しました。前回同様、細部の微妙な調整で苦労しました。
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