信越本線・碓氷峠に貨物列車が走っていたころ
1983(昭和58)年10月15日 旧・丸山変電所付近で撮影
信越本線・碓氷峠は著しい急勾配区間であったため、貨物列車の長大編成ができませんでした。そのため、信越方面の貨物列車は中央本線または上越線経由となり碓氷峠を越える貨物列車は廃止されてしまいました。
碓氷峠を下ってきた貨物列車(上り貨物列車)
碓氷峠専用の補機電気機関車EF63(2両)と、信越本線の本務電気機関車EF62が3重連(総括制御)となって、碓氷峠を下ってきました。
碓氷峠を上っていく貨物列車(下り貨物列車)
信越本線の本務電気機関車EF62を先頭に貨物列車がやってきました。編成の最後には碓氷峠専用の補機電気機関車EF63(2両)が連結されています。本務機であるEF62が列車の先頭で碓氷峠を上る場合、列車の制御は、すべてEF62の機関士が行い、EF63はEF62から総括制御されていました。(電車の場合は、列車の制御はすべて編成の後部に連結されているEF63の機関士が行います。)