産業技術遺産探訪 2010.12.28.

蒸気機関車

D51 745

1943(昭和18)年 日本車輌 製造

群馬県みなかみ町月夜野 JR上越新幹線 上毛高原駅前

D51-745

昭和十八年
日本車輌
No1187

準鉄道記念物D51745蒸気機関車
高崎鉄道管理局が発足してから、満20年の歳月が流れ、ここに意義ある鉄道記念日を迎えることになりました。この間にあって、幾多の組織の改正、業務の刷新が行われてきましたが、特に昭和44年3月の大改正により、高崎管内の内容は一段と充実し、僅か2年足らずの間に、3回も運転無事故100点達成の輝かしい旗を揚げることができました。こういう意味を刻んで、すでに当局管内から姿を消してゆく、蒸気機関車の雄であり最も重量感に溢れたD51を、ここに準鉄道記念物として、永く存置することになりました。人は、この巨体のなかに、鉄道を守る火がいつまでもあかあかと燃えているのを見ることでしょう。
この機関車は、昭和18年8月8日に、日本車輌株式会社で製作され、宇都宮機関区に配属となり、東北、日光線で活躍しました。昭和35年6月に高崎第一機関区に移籍され、八高、信越本線等で力量を発揮していましたが、輸送力の変遷に伴い、昭和45年10月廃車となったものであります。そして、この機関車が27年間に走ったキロ数は1640680キロメートルにも達しております。

昭和45年10月14日
日本国有鉄道 高崎鉄道管理局


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