産業技術遺産探訪 2011.1.9.
蒸気機関車
D51 155
1939(昭和14)年2月 日本車輌製造
蒸気機関車「D51155」
このD51155蒸気機関車は”デコイチ”という愛称で親しまれ、昭和14年2月日本車輌株式会社で製造された日本の代表的な蒸気機関車です。まず東海道線米原機関区へ配属され、その後大垣、上諏訪、長野、稲沢第一、中津川の各機関区を経て昭和48年2月まで実に34年間の長きにわたって2158706kmを走行しその使命を終了しました。
特に昭和25年5月より昭和45年1月までの間、上諏訪、長野両機関区に配属され、中央西線、篠ノ井線、信越線等県下の主要線路で20年間を走りつづけ、客貨輸送を始、地域の産業、経済、文化等の発展のために多大な貢献をしましたが、国鉄の近代化に伴って昭和42年2月廃車となりましたので、このなじみ深いD51155の貸与を受け、庁舎の一画に設置し、学校教育、社会教育等に役立てるべく展示したものであります。
D51type Steam Locomotive
昭和48年9月 塩尻市