産業技術遺産探訪 2011.1.9.

蒸気機関車

C12 67

1933(昭和8)年 日立製作所 製造

長野県茅野市仲町 JR茅野駅前 交通公園

C12 67

日立製作所製造
No518 昭和八年


蒸気機関車 C1267
このC12形式タンク機関車は、昭和7年に誕生し、国内の産業・経済・文化の発展に大きく貢献しました。このC1267は、その67号機です。太平洋戦争中、現在の市内北山地籍にあった諏訪鉄山から軍需用に鉄鉱石が採掘されました。その輸送のため茅野駅まで専用鉄道が敷かれ、田園地帯を蒸気機関車が走りました。そこで活躍したのが、この機関車と同じC12型の機関車でした。市では、この機関車の廃車に際し、昭和48年、かつての歴史を伝える社会的教材として旧国鉄(現JR)から貸与を受けました。そして現在、機関車にふさわしい駅前の交通広場に配置し、この場所で市民の皆さんや遠来の方々に一時を憩っていただけるよう展示しています。

鉄道開通記念の写真
(昭和19年頃・当時の花蒔停車場にて)

(付記)
この機関車は、昭和8年、茨城県日立製作所で製造され、全国各地に配属され役目を果たしましたが、電気機関車の普及に伴い、昭和48年に廃車となりました。この間40年、約158万km(地球を約39.5周)を走行しました。

全長11.35m
重量 49t
動輪直径1.4m
高さ3.9m
馬力520馬力
走行距離 1588699.8km


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