イネの品種
さまざまなイネの品種の一部を紹介します。
品種名・地方系統名・農林番号・命名年・育成地・来歴
特徴・長所・短所・作付面積・品種名の由来
親品種 (種子親) |
品種 |
花粉親 |
栽培されている品種について・・・現在、日本で栽培されているイネは約240品種あります。作付面積の約50%以上が「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」「あきたこまち」「きらら397」で占められています。
品種名について・・・国の農業試験場で育成され農林登録された品種はカタカナで5文字以内の日本語による品種名をつけることになっていました。都道府県の試験場で作られた品種はひらがなや漢字が使われていました。現在では必ずしもこのような品種名のつけかたではなくなってきました。
水稲・粳(うるち)
日本晴 ヒノヒカリ コシヒカリ あきたこまち はえぬき ササニシキ ひとめぼれ キヌヒカリ むつほまれ ほしのゆめ きらら397 津軽おとめ つがるロマン ゆめあかり ハナエチゼン 夢つくし ハツシモ あさひの夢 祭り晴 ふさおとめ 森田早生 農林1号 上州 撰一 農林22号 農林6号 銀坊主 朝日 農林8号 陸羽2号 亀の尾4号 陸羽132号 初星 青空 関東205号 ふさおとめ あきほ まなむすめ はなえちぜん はつしも あけぼの 夢つくし かけはし あいちのかおり ゆきひかり ゆきまる ほのか224 どんとこい 月の光 ヒノヒカリ シンレイ レイホウ かりの舞 ユメヒカリ 南海121号 こしいぶき どまんなか ミレニシキ ミネアサヒ トヨニシキ トドロキワセ 黄金晴 黄金錦 秀峰 コガネマサリ ヤマヒカリ フクヒカリ ヤマボウシ 白雪姫 雪の精 わせじまん 越路早生 オオチカラ ひだほまれ とさぴか ナツヒカリ アキツホ 中国55号 中系419 露葉風 一本〆 さわかおり ヒエリ かけはし いわてっこ ほほほの穂 穂の香 ごろぴかり
山田錦 五百万石 土佐錦 吟の夢
ミルキークイーン ミルキープリンセス ソフト158 スノーバール はなぶさ 柔小町 奥羽354 北陸180 ホシユタカ 夢十色 ホシニシキ LGC1 LGCソフト 北陸183号 はいみのり ベニロマン タカナリ ふくひびき H90-125 2001TMS-2 羽系飼702 おくのむらさき 紫稲 台中65号
クサホナミ ホシアオバ
水稲・糯(もち)
峰の雪もち クスタカモチ たかやまもち こがねもち わたぼうし マンゲツモチ おどろきもち モチミノリ サイワイモチ クスタマモチ 朝紫 札系糯96121 台中糯70号 大系糯1076 ヒデコモチ サイワイモチ クレナイモチ 近畿糯39号
古代米
赤米 黒米 紫黒米 緑米
陸稲・粳(うるち)
オオスミ
陸稲・糯(もち)
ハッサクモチ
インディカ米
BlueBell BellePatma IR36 サリークイーン バスマティ キタカオリ プリンセスサリー
アフリカイネ
野生稲
水稲・粳(うるち) |
日本晴
にっぽんばれ
( )
1963(昭和38)年
愛知県立農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ヤマビコ | 日本晴 | |
幸風 | ||
九州から東北南部で栽培(かつては日本で最大の栽培面積)
多収品種で病害に強い
作付面積は、2002(平成14)年では第12位(12900ha 0.9%)
品種名の由来
新しい育成法で第1号の品種
きれいであざやかな色に穂が成熟するため
ヒノヒカリ
( )
年
宮崎県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
コシヒカリ | ヒノヒカリ | |
黄金晴 (農林101号) |
||
福岡・熊本を中心に栽培
中国・近畿地方では「日本晴」に換わって作付転換されている。
作付面積は、2002(平成14)年では第3位(144200ha 9.8%)
長所:
短所:
品種名の由来
日向(宮崎県)を示す「日」と、光り輝く米という意味
コシヒカリ
地方系統名:越南17号
農林番号:農林100号
1956(昭和31)年
農林水産省
新潟県農業試験場・福井県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||||
1944(昭和19)年〜 新潟県農業試験場で交配 |
1948年〜 福井県農業試験場で育成 |
1956(昭和31)年 新潟県農業試験場 |
||
銀坊主 | 農林8号 | 農林22号 | 越南17号 ※1953(昭和28)年 福井県農業試験場 |
コシヒカリ |
朝日 | ||||
上州 | 農林6号 | |||
撰一 | ||||
森多早生 | 農林1号 | |||
陸羽20号 | 陸羽132号 | |||
亀の尾4号 |
作付面積は、1979(昭和54)年以来1位
作付面積は、2002(平成14)年では第1位(540900ha 36.6%)
北海道、東北地方の一部を除き全国で栽培
長所:食味が優れている。寒さに強い。
短所:イネが倒れやすい。イモチ病になりやすい。
品種名の由来
越の国(新潟・福井)の品種で、あざやかな飴色に熟する穂の色にちなんで
農業総合研究所作物研究センターでは、
イモチ病に強い品種改良が行われています。
コシヒカリ新潟BL1号・2号・3号(2000年12月)
コシヒカリ新潟BL4号(2002年6月)
コシヒカリ新潟BL5号(2002年12月)
コシヒカリ新潟BL6号(2003年2月)
あきたこまち
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
農林22号 | コシヒカリ | あきたこまち |
農林1号 | ||
PiNo−4 | 奥羽292号 | |
F1 |
作付面積は、2002(平成14)年では第4位(121600ha 8.2%)
東北地方を中心に栽培される食味の良い品種
長所:食味が良い
短所:いもち病にやや弱い
品種名の由来
小野小町(秋田美人)にちなんで、またおいしい米という意味も込めて
はえぬき
( )
年
農業試験場
1991年
山形県立農業試験場・庄内支場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
び系94号 | 庄内29号 | はえぬき |
庄内G65 | ||
コシヒカリ | あきたこまち | |
奥羽292号 |
作付面積は、2002(平成14)年では第7位(43000ha 2.9%)
長所:寒さに非常に強い。倒れにくい。
短所:紋枯病にかかりやすい。
品種名の由来
米どころ山形で育成された「生え抜き」の品種であることから
ササニシキ
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ササシグレ | ササニシキ | |
ハツニシキ | ||
作付面積は、2002(平成14)年では第10位(17800ha 1.2%)
長所:
短所:
品種名の由来
食味の優れている「ササシグレ」と、丈夫な「ハツニシキ」の交配でつくられた品種にちなんで
ひとめぼれ
( )
年
宮城県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
コシヒカリ | ひとめぼれ | |
初星 | ||
東北地方(宮城県・岩手県・秋田県)を中心に栽培されている食味の良い品種
「ササニシキ」に換わって作付転換されている。
作付面積は、2002(平成14)年では第2位(146400ha 9.9%)
長所:耐冷性が強い
短所:
品種名の由来
米の色やつやが美しく、おいしいことから
キヌヒカリ
( )
年
北陸農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
収2800 | F1 | キヌヒカリ |
北陸96号 | ||
北陸96号 (ナゴユタカ) |
||
作付面積は、2002(平成14)年では第6位(54700ha 3.7%)
長所:倒れにくい
短所:
品種名の由来
絹のような白くツヤのある米という意味
むつほまれ
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||||
ハツミノリ | 収921 | トドロキワセ ふ系104号 |
F1 | むつほまれ |
藤坂5号 | ||||
ホウネンワセ | ||||
奥羽269号 (トヨニシキ) |
藤329号 | |||
レイメイ |
作付面積は、2002(平成14)年では第11位(13900ha 0.9%)
青森県の白神山地・津軽山地・八甲田山のふもとや青森県南部でおもに栽培
長所:
短所:
品種名の由来
陸奥の国(青森)で育成された品種にちなみ、誉れ高く育つことを願いつけられた。
ほしのゆめ
地方系統名:上育(じょういく)418号 (平成5年)
農林番号:農林340号 (平成8年)
1996(平成8)年
北海道立上川農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |||
昭和63年 北海道立上川農業試験場で人工交配 |
|||
コシヒカリ | あきたこまち | F1 | ほしのゆめ |
奥羽292号 | |||
北育74号 | 道北48号 | ||
道北36号 (キタアケ) |
|||
永系7361 | 道北36号 (キタアケ) |
上育(じょういく)397号 きらら397 |
|
道北5号 | |||
渡育214号 (しまひかり) |
作付面積は、2002(平成14)年では第8位(27400ha 1.9%)
北海道では「きらら397」「ゆきひかり」「ゆきまる」「ほのか224」と並び、代表的な品種
長所:寒さに強い。(「ゆきひかり」よりも耐冷性が強い) 「きらら397」より食味が良い。
短所:イモチ病にかかりやすい。倒れやすい。割籾が多く発生する。
品種名の由来
一般公募41087通の中から選ばれた品種名で、
つやのある美味しい米をきらきらと輝く星にたとえ、
生産者(農家)や消費者の夢がかなえられるようにとつけられた。
「きらら397」と並ぶ北海道を代表する品種
きらら397
地方系統名:上育(じょういく)397号
1989(平成元)年
北海道立上川農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |||
コシヒカリ | コシホマレ | しまひかり | きらら397 |
収921 | |||
そらち | |||
永系7361 | キタアケ | ||
道北5号 |
作付面積は、2002(平成14)年では第5位(71700ha 4.9%)
北海道を代表する良食味品種
北海道では「ほしのゆめ」「ゆきひかり」「ゆきまる」「ほのか224」と並び、代表的な品種
長所:
短所:
品種名の由来
一般公募20101通の中から選ばれた品種名
北海道立上川農業試験場で育成された397番目の品種(育種系統番号:上育397号)、
きらきらと美しい米という意味
「ほしのゆめ」と並ぶ北海道を代表する品種
つがるおとめ
水稲・粳(うるち)
青森県を中心に栽培されている品種
つがるロマン
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |||
アキノホマレ | F1 | ふ系141号 | つがるロマン |
アキヒカリ | |||
越南121号 | |||
トヨニシキ | ふ系103号 | ||
レイメイ | |||
農林22号 | コシヒカリ | あきたこまち | |
農林1号 | |||
PiNo−4 | 奥羽292号 | ||
F1 |
青森県津軽地域の中央・西北・南部平野内陸を中心に栽培
長所:
短所:
品種名の由来
生産者(農家)の情熱とロマンを込めてつけたれた品種名
ゆめあかり
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ゆめあかり | ||
作付面積は、2002(平成14)年では第14位(11800ha 0.8%)
長所:
短所:
品種名の由来
ハナエチゼン
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ハナエチゼン | ||
作付面積は、2002(平成14)年では第12位(12600ha 0.9%)
長所:
短所:
品種名の由来
夢つくし
水稲・粳(うるち)
作付面積は、2002(平成14)年では第14位(11600ha 0.8%)
ハツシモ
水稲・粳(うるち)
作付面積は、2002(平成14)年では第16位(9900ha 0.7%)
岐阜県を代表する銘柄米、岐阜県での作付面積は38%で第1位
あさひの夢
( )
年
愛知県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
愛知70号 (あいちのかおり) |
あさひの夢 | |
愛知56号 (月の光) |
||
作付面積は、2002(平成14)年では第17位(8400ha 0.6%)
早生の中では穂の出るのが遅い品種
長所:非常に倒れにくい
短所:病気に強い
品種名の由来
祭り晴
島根県農業試験場
水稲・粳(うるち)
作付面積は、2002(平成14)年では第18位(7800ha 0.5%)
ふさおとめ
水稲・粳(うるち)
作付面積は、2002(平成14)年では第18位(7800ha 0.5%)
あいちのかおり
水稲・粳(うるち)
作付面積は、2002(平成14)年では第18位(7800ha 0.5%)
ゆきひかり
( )
年
北海道立中央農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ゆきひかり | ||
北海道では「きらら397」「ほしのゆめ」「ゆきまる」「ほのか224」と並び、代表的な品種
長所:寒さに非常に強い
短所:
品種名の由来
寒さに強いという意味で「ゆき」、品質の良さを「ひかり」で表したもの
水稲・粳(うるち)
北海道では「きらら397」「ほしのゆめ」「ゆきひかり」「ほのか224」と並び、代表的な品種
特徴:早生(穂が出るのが早い)、北海道の網走・上川などでも栽培されている。
長所:寒さに強い
品種名の由来
一般公募された中から、雪のような白くて良質の米をイメージ
ほのか224
(渡育(といく)224号)
年
北海道立道南農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ほのか224 | ||
北海道では「きらら397」「ほしのゆめ」「ゆきひかり」「ゆきまる」と並び、代表的な品種
特徴:晩生(穂が出るのが遅い)、北海道南部(道南地域)で栽培されている。
長所:寒さに強い
品種名の由来
一般公募約7000通の中から選ばれた品種名
「ほのか」は「穂の香り」の意味で、炊きたてのおいしいご飯をイメージしたもの。
「224」は「渡育(といく)224号」という系統名を示す。
どんとこい
( )
年
北陸農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
北陸122号 (キヌヒカリ) |
どんとこい | |
北陸120号 | ||
早生の中でも、特に穂の出るのが早い品種
長所:倒れにくい
短所:
品種名の由来
月の光
(愛知56号)
年
愛知県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
月の光 | ||
長所:
短所:
品種名の由来
ヒノヒカリ
(愛知56号)
年
愛知県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
愛知40号 (黄金晴) |
ヒノヒカリ | |
コシヒカリ | ||
西日本を代表する良食味品種
長所:食味が良い
短所:いもち病に弱い
品種名の由来
年
宮崎県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
南海43号 (トヨタマ) |
シンレイ | |
黄金銘 | ||
長所:
短所:
品種名の由来
年
九州農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
西海62号 (ホウヨク) |
レイホウ | |
綾錦 | ||
長所:
短所:
品種名の由来
年
宮崎県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ユメヒカリ | かりの舞 | |
ヒノヒカリ | ||
長所:
短所:
品種名の由来
ユメヒカリ
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ニシヒカリ | 交配第2代 | ユメヒカリ |
コシヒカリ | ||
コシヒカリ |
長所:
短所:
品種名の由来
年
宮崎県農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
愛知52号 | 南海121号 | |
ミネアサヒ | ||
長所:
短所:
品種名の由来
年
新潟県農業総合研究所作物研究センター
(旧・新潟県農業試験場)
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
どまんなか | こしいぶき | |
ひとめぼれ | ||
長所:早生
短所:
品種名の由来
どまんなか
山形県農業試験場
ミレニシキ
(関東188号)
農林366号
年
農業研究センター
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
愛知40号 (黄金晴) |
ヒノヒカリ | ミレニシキ |
コシヒカリ | ||
愛知56号 (月の光) |
稲系517 | |
中国91号 (アケノホシ) |
農業研究センターの直播(ちょくは)栽培向き品種。いもち病に強く、食味も比較的良い。極多収。
長所:低コスト(直播栽培が可能)、多収品種
短所:
品種名の由来
ミレニアム(千年紀)を飾る優良品種を意味する。
森多早生(もりたわせ)
農林1号の種子親
農林1号
昭和初期の代表品種。コシヒカリの花粉親
上州
在来品種。農林6号の種子親
撰一(せんいち)
在来品種。農林6号の花粉親
農林22号
( )
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
銀坊主 | 農林8号 | 農林22号 |
朝日 | ||
上州 | 農林6号 | |
撰一 |
昭和20−30年代の代表品種。コシヒカリの種子親
長所:食味が大変良い
短所:倒れやすい
品種名の由来
農林22号の花粉親
上州 | 農林6号 |
撰一 |
銀坊主(ぎんぼうず)
在来品種。農林8号の種子親
朝日
在来品種。農林8号の花粉親
農林22号の種子親
銀坊主 | 農林8号 |
朝日 |
陸羽20号
陸羽132号の種子親
亀の尾4号
陸羽132号の花粉親
陸羽132号
農林1号の花粉親
陸羽20号 | 陸羽132号 |
亀の尾4号 |
宮澤賢治の詩にも出てくる品種(^^)
初星
(はつぼし)
関東205号
遺伝実験用。粳米(うるちまい)品種
ふさおとめ
あきほ
まなむすめ
はなえちぜん
はつしも
あけぼの
夢つくし
かけはし
ミネアサヒ
トヨニシキ
トドロキワセ
黄金晴
(愛知40号)
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
秀峰 | 黄金錦 | |
農林22号 | ||
長所:食味が良い
短所:やや倒れやすい
品種名の由来
秀峰
コガネマサリ
ヤマヒカリ
水稲・粳(うるち)
コシヒカリの交配による品種
中山間地での栽培に適し、安定した品質。
フクヒカリ
水稲・粳(うるち)
飛騨地域で栽培
ヤマホウシ
水稲・粳(うるち)
東濃地域で栽培
白雪姫
水稲・粳(うるち)
岐阜県で育成された品種(平成2年)
病気に強い、米は大粒
雪のように白い米にちなんで
森のくまさん
雪の精
わせじまん
越路早生
(こしじわせ)
オオチカラ
千粒重(せんりゅうじゅう)36gの超大粒多収品種
ひだほまれ
岐阜県で育成された品種
酒米
年
高知
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
高育27号 | とさぴか | |
H3A370 | ||
長所:早期栽培型の極早生、低たんぱく質、収量が多い
短所:寒さに弱い、紋枯病にかかりやすい、苗代への感応性が弱い
品種名の由来
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
か系639 (カツラワセ) |
ナツヒカリ | |
西南45号 | ||
長所:早期栽培型の極早生
短所:寒さに弱い、紋枯病にかかりやすい、収量が少ない
品種名の由来
中国55号
中系419
露葉風
一本〆
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
黄金晴 | さわかおり | |
ヒエリ | ||
長所:香りが強い、脱粒しにくい
短所:倒れやすい
品種名の由来
ヒエリ
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
ヤマビコ | アキツホ | |
GA−3 (日本晴) |
||
長所:倒れにくい、良質、酒米にも使われる
短所:白葉枯病にかかりやすい
品種名の由来
かけはし
いわてっこ
酒造好適米
山田錦
(山渡50−7)
昭和11年
兵庫県立農事試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |
大正12年人工交配 | |
山田穂 | 山田錦 |
短稈渡船 |
酒米は、心白(米の中心部分)が大きく、たんぱく質が少ない大粒の米が使われる。
長所:酒米としての条件をそなえている。
短所:倒れやすい。病気に弱い。
品種名の由来
美嚢郡吉川町の田中新三郎が伊勢詣りの際に持ち帰った伊勢山田で入手した酒米の穂を持ち帰り栽培し「山田穂」と名づけた。
これをもとに短稈渡船と交配してできた品種であることにちなんで名づけられた。
五百万石
酒米
土佐錦
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |
中国55号 | 土佐錦 |
中系419 |
長所:酒米としての適正がある。低たんぱく質
短所:やや脱粒しやすい
吟の夢
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |
山田錦 | 吟の夢 |
ヒノヒカリ |
長所:酒米としての適正がある。低たんぱく質
短所:いもち病に弱い、やや脱粒しやすい
風鳴子
年
農業試験場
水稲・粳(うるち)
来歴 | |
露葉風 | 吟の夢 |
一本〆 |
長所:酒米としての適正がある。いもち病に強い
短所:心白が大きく高精白できない
ミルキークイーン
コシヒカリ | (突然変異処理) | ミルキークイーン |
コシヒカリの突然変異処理によってできた低アミロース米(アミロース含有量はコシヒカリの3/5)
コシヒカリよりもご飯の粘りが強い。
ミルキープリンセス
初星 | 関東163号 | ミルキープリンセス | ||
青い空 | ||||
コシヒカリ | (突然変異処理) | 鴻272 |
ミルキークイーンの兄弟系統「鴻272」を親とした品種
ミルキークイーンに比べ栽培特性を改良
長所:倒れにくい、病気に強い、寒さに比較的強く寒冷地でも栽培できる。
低アミロース米
ソフト158
スノーパール
はなぶさ
柔小町
奥羽354号
北陸180号
高アミロース米
ホシユタカ
夢十色
ホシニシキ
低グルテン米
LGC1
LGCソフト 低アミロース化により食味の向上した低グルテリン米
北陸183号
はいみのり
巨大胚米
ベニロマン
九州向け赤米品種
玄米の表面が赤色の品種
超多収米品種
タカナリ
農業研究センター育成の超多収品種。単収900kgに達する。飼料稲としても注目。
超多収米品種
ふくひびき
H90-125 ハイブリッド品種の種子親。雄性不稔(ゆうせいふねん)。
2001TMS-2 ハイブリッド品種。
羽系飼702 ハイブリッド品種の花粉親
おくのむらさき
玄米の表面が紫色の品種
紫稲(むらさきいね)
全身紫色の稲
台中65号
(たいちゅう65ごう)
台湾で育成された品種
飼料用
クサホナミ
アケノホシ | クサホナミ |
中国113号 (多収系174) |
飼料用、超多収品種
作物研究所育成の飼料稲品種。ホールクロップサイレージ用。
ホシアオバ
昭和63年
中国農業試験場
(現在の近畿中国四国農業研究センター)
多収系174 (中国113号) |
ホシアオバ |
北陸130号 (オオチカラ) |
飼料用、超多収品種
倒れにくい、病気に強い
乾田直播栽培ができる。
水稲・糯(もち) |
年
東北農業試験場
水稲・糯(もち)
来歴 | ||
奥羽302号 | 峰の雪もち | |
ヒメノモチ | ||
長所:
短所:
品種名の由来
年
農業研究センター
水稲・粳(うるち)
来歴 | ||
喜寿稀 | モチミノリ | |
巻頭125号 | ||
良質の糯(もち)品種
長所:
短所:
品種名の由来
年
九州農業試験場
水稲・糯(もち)
来歴 | ||
レイホウ | サイワイモチ | |
西海稀129号 (クレナイモチ) |
||
長所:
短所:
品種名の由来
年
宮崎県農業試験場
水稲・糯(もち)
来歴 | ||
ヒヨクモチ | クスタカモチ | |
南海94号 (チクゴニシキ) |
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長所:
短所:
品種名の由来
朝紫(あさむらさき)
東北地方に適した紫黒糯(しこくもち)品種
玄米の表面が紫色の品種
たかやまもち
水稲・糯(もち)
岐阜県で育成された品種
糯(もち)米
飛騨高山・郡上北部で栽培
こがねもち
わたぼうし
マンゲツモチ
おどろきもち
超多収米
札系糯96121
(さっけいもち 96121)
遺伝実験用。糯米(もちまい)品種
台中糯70号
(たいちゅうもち70ごう)
遺伝実験用。糯米(もちまい)品種
大系糯1076
年
農業試験場
水稲・糯(もち)
来歴 | ||
大系糯1076 | ヒデコモチ | |
ふ系72号 | ||
長所:餅質が良い、いもち病に強い
短所:粳(うるち)との判別がしにくい
品種名の由来
年
農業試験場
水稲・糯(もち)
来歴 | ||
レイホウ | ヒデコモチ | |
クレナイモチ | ||
長所:収量が多い
短所:白葉枯病に弱い
品種名の由来
年
農業試験場
水稲・糯(もち)
来歴 | ||
近畿糯39号 | たまひめもち | |
農林22号 | ||
長所:低温での登熟性に優れている
短所:苗いもち病に弱い、脱粒しやすい
品種名の由来
近畿糯39号
クレナイモチ
陸稲・粳(うるち)
年
茨城県農業試験場・石岡試験場
陸稲・粳(うるち)
来歴 | ||
関東43号 | オオスミ | |
農林糯20号 | ||
長所:
短所:
品種名の由来
陸稲・糯(もち)
年
宮崎県農業試験場
陸稲・糯(もち)
来歴 | ||
農林糯20号 | ハッサクモチ | |
農林糯4号 | ||
長所:
短所:
品種名の由来
野生稲(Oryza rufipogon) 栽培稲(さいばいとう)(Oryza sativa)の祖先種
古代米 |
「古代米」と呼ばれている品種
赤米
水稲・粳(うるち)
玄米の表皮が赤色、ポリフェノールを含む
黒米
水稲・糯(もち)
葉・茎・籾(もみ)が紫黒色の糯(もち)米
緑米
インディカ米 |
インディカ
BlueBell アメリカの品種
BellePatma
IR36 国際稲研究所育成。緑の革命をもたらした品種
IR8 国際稲研究所育成。緑の革命をもたらした品種
Lemont アメリカの品種
Raffaelo イタリアの品種
サリークイーン
農業研究センター育成のインド型香り米品種。粘りが少なく、加工向き。
バスマティ(インディカ米)を品種改良して日本人好みの食味にした香り米
Basmati 370
熱帯アジアの高級米。インド型香り米品種。サリークイーンの花粉親。
キタカオリ
プリンセスサリー
アフリカイネ
西アフリカの「グラベリマ」という特別な種類
ニジェール川流域でわずかに栽培されている
インディカやジャポニカと遺伝子が異なり交配ができない品種
アフリカイネ(Oryza glaberrima) 一般の栽培稲(Oryza sativa)とは種の異なる栽培稲。西アフリカで栽培されている