おもしろ分解博物館 2001.5.17.

おもしろ分解博物館〜機械のなかみは?

オフィス・コンピュータ用 8インチ・ハードディスク・ドライブ
日本電気 DKU031−HBVE

 オフィス・コンピュータに使われていた8インチの巨大!なハードディスク・ドライブ(磁気ディスク装置)で、東京都中野区の岡田さんからいただきました。
 サイズは470mm×220mm×140mmで1983年12月に製造されたものです。
 当時、システムエンジニアをしていた方にお聞きしたところ、500MBくらいの容量ではないかということです。それでも当時は、すごい容量であったわけです(^^)

 ハードディスクのしくみや構造の学習を行うときに、分解したデスクトップパソコン外付けハードディスクドライブの、
富士電機・ハードディスク(外付け用)(ICM(STRIDE) ハードディスク・ユニット SRC−80)

や、ノートパソコンのハードディスク
seagate(シンガポール)・ハードディスク(内蔵用)(seagate ST3283A)

また、スケルトンモデルのハードディスク(これは動作中の様子が観察できるものです!)
メルコ・「IEEE1394スケルトンハードディスク」(i.LINK ハードディスク〜スケルトンモデル DIL−SKL)
などを見せていますが、この巨大ハードディスクは、何もかもが大きく、構造を詳しく知るには最適です。

 アクリル板でカバーをつくって取り付け、技術室に常設展示することにしました。

2001年5月16日に
大きな小包が送られてきました。
サイズは470mm×220mm×140mm さすがに重くて、ハードウェア
(金物!)っていう感じです(^^)
冷却用のフィンがあります。 磁気ディスク装置! 1983年12月・・・・
モデルはNECのDKU031−HBVE
ディスク装置の取り付け部分には4箇所の
衝撃吸収ゴムブッシュがあります。
基板の絶縁に紙のシートが・・・ いよいよ中を開けてみます!
「開封厳禁」のシールが(^^)
とにかく、8インチのディスクは大きくて、
思わす「おおっ!」と声が出てしまいました。
横に置いたラジオペンチと比べて下さい。 3.5インチのハードディスク・ドライブや
フロッピーディスクと並べてみました。
ディスクやヘッドの様子が大きくて見やすい!
ディスクの回転を支えているベアリング(軸受)は「NSK(日本精工)」製です。
ディスクとヘッドを横から見たところです。
エアー・フィルターが取り付けられていました。
密閉された装置内の空気をきれいにするためものですね。
「日本ミネラル・ファイバー」社製です。
装置の基板部分です。
さまざまな種類の大規模集積回路
LSIがあります。
技術室に展示して観察できるように、アクリル板でカバーをつくりました。
まさに、博物館仕様!(^^)


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