「温州みかん」の栽培

うんしゅう　みかん
温州みかん

日本在来種である温州みかん（宮川早生・青島・大津四号）を栽培しています。

「温州みかん」の花が咲き、実が出来はじめました。(^-^*)
2013年6月20日　撮影

2013年8月11日　撮影


2013年10月18日	2013年10月22日	2013年10月27日

2013年10月31日

温州みかんの発祥地　鹿児島

薩英親善の証「SATSUMA」
イギリスでは、温州（うんしゅう）みかんが「SATSUMA」の名で売られています。このように呼ばれるようになったきっかけは、文久3（1863）年の薩英戦争にあります。鹿児島湾での戦いの後、両国は横浜で和平交渉に臨みますが、この交渉の際に、薩摩側がイギリス側に温州みかんを差し入れたのです。イギリスのニール公使はこれに大変喜んでイギリスに報告しました。以来、イギリスでは温州みかんのことを「SATSUMA」と呼ぶようになったと伝えられています。

「尚古集成館・仙巌園」　鹿児島市　2012年8月24日　撮影
「仙巌園」では「温州みかん」のほか世界一小さいみかん「桜島小みかん」、「ポンタン」「バンペイユ」「キンカン」「ダイダイ」が栽培展示されています。

資料

御前明良「紀州有田みかんの起源と発達史」
　　みかんのルーツ、有田みかんの起源、温州みかんの発現とみかん産業の発展、有田への温州みかん伝来

「ウンシュウミカン」ウィキペディア（Wikipedia）

愛媛みかんのはなし（愛媛県　農林水産部農産園芸課）

・「みかんの里資料館」（浜松市北区役所産業振興課）　　静岡県浜松市北区三ヶ日町福長70番地の20（旧　三ヶ日町立西小学校大福寺分校）
※「三ヶ日みかん」は江戸時代に山田弥右衛門が「紀州みかん」の苗木を庭先に植えたことからはじまり、その後、加藤権兵衛が愛知県から温州みかんを導入し、明治中期から温州みかん（青島温州の生産額・栽培面積・出荷量は国内1位）の栽培が急速に拡大しました。

・「みかん資料室」（秋津野みかん教室　からたち）　　和歌山県田辺市上秋津　秋津野ガルテン
※1877（明治10）年から、みかん栽培が行われている地域（はじまりは江戸時代末期）、80種類を栽培、バレンシアオレンジの生産量は国内一

・「有田市みかん資料館」　和歌山県有田市簑島27　有田市文化福祉センター

・国見みかん園　　みかん栽培の北限　　栃木県那須烏山市小木須

※山形県酒田市の離島・飛島では、2010年から温州みかんなど５種類の柑橘類が試験栽培されています。

　「昔から「風邪の予防に良い」と言われますが、ビタミンCやシネフリンといった風邪の予防に有効な成分が多く含まれているためです。その他にもビタミンAやクエン酸、食物繊維などが多く含まれます。白い筋にはヘスペリジンが含まれ、動脈硬化やコレステロール血症に効果があるとされています。・・・果肉にはプロビタミンA化合物の一種であるβ-クリプトキサンチンが他の柑橘に比べて非常に多く含まれています。これには強力な発ガン抑制効果があるとの報告が果樹試験場（現・果樹研究所）・京都府医大などの共同研究グループによってなされ、近年注目されています。」（御前明良「紀州有田みかんの起源と発達史」）

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