巨大なさやをもつナタマメの栽培

ナタマメ
学名:Canavalia gladiate

 「さや」の大きさが約40cmくらいになる巨大な豆「ナタマメ」、学名はCanavalia gladiate、本葉の大きさも手のひらくらいになるそうです。収穫時期は11月頃、1つの巨大なさやに8〜16個の薄い紅色の豆が入っているということです。

 この「ナタマメ」は福神漬の中に入っている細長い銅鉾のような形をしたものです!さやを輪切りにして醤油で漬け込んだものが入ってますね(^^) 熟した豆は有毒で(豆類ではよくあることです)、化膿の薬として薬効があり、江戸時代の「和漢三才図会」にも紹介されています。
 「ジャックと豆の木」のモデルは、このナタマメだと言われています。


福神漬に使われている
「ナタマメ」のさや(輪切り)
これがたくさん入っているほうが
高級な福神漬だそうです(^^)


栽培記録

2002年

4月〜8月 9月 10月 11月 12月


巨きな粒の種子を播きつけしますには
アメリカンインデアンの式をとります
棒で三寸或いは五寸も穴をあけ、
中に二つぶぐらゐもまいて
わづかに土を投げて入れます
播く前種子を水に漬けるか漬けないか
それは天気とあとの処理とに従ひませう
もしもそのとき雨か或いは雨が近くて
発芽がすぐにできますときは
一晩乃至二昼夜ぐらゐ
種子をきれいな水につけます
けれどもちやうど今日のやうな日
いつまた雨が来るとも知れず
水をかけたりできないときは
むしろ乾いたままで播き
雨が来るのを待ちませう

宮澤賢治 「三原 第二部」より

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