樹木鉛筆
WOODS PENCILS VOL.1
NO.1〜NO.12 HB
コーリン鉛筆株式会社
12種類の木材(家具に用いられている木材)で鉛筆がつくられています。世界中から集められた木材の色・堅さ・重さ・手触り・香りが確かめられるユニークなものです。それぞれの鉛筆には、樹木の名称、科、比重、樹木の育った地域などが表示されています。木材のVOL.1ということは、シリーズが今後追加されることを示しています。鉛筆の芯の硬さは、すべてHBです。
この樹木鉛筆12本(12種類)に使われている木材は、
1. Rosewood/India ローズウッド(マメ科)
比重0.93 インド
2. Ring-cupped oak/Japan シラガシ(ブナ科)
比重0.83 千葉県
3. Ovangkol/Gabon オバンコール(マメ科) 比重0.81 ガボン
4. African padouk/Cameroon アメリカンパドック(マメ科)
比重0.81 カメルーン
5. Hop hornbeam/Japan アサダ(カバノキ科)
比重0.71 北海道
6. Japanese manchurean/Japan アオダモ(モクセイ科) 比重0.71 北海道
7. Teak/Myanmar チーク(クマツヅラ科)
比重0.68 ミャンマー
8. Beech/Japan ブナ(ブナ科) 比重0.65 秋田県
9. Plum cherry/Japan ヤマザクラ(バラ科)
比重0.60 静岡県
10. Walnut/North America ウォールナット(クルミ科) 比重0.59 北米
11. Japanese yew/Japan イチイ(イチイ科)
比重0.51 岐阜県
12. Royal pauwnia/Japan キリ(ゴマノハグサ科) 比重0.30 福島県
中学校でも生徒たちのほとんどは、シャープペンを使っています。鉛筆を削る風景は、もう教室では見ることはできません。でも、鉛筆を上手に削ることができることは、本当は大切なことなのではないかと思います。鉛筆を使いながら、そして削りながら木材の色・堅さ・重さ・手触り・香りが確かめられるのは、なかなか楽しいことだと思います。材料の学習も自然にできてしまう!
「僕はやっぱり、ずっしり重くて硬いローズウッドだな。」
「わたしは、軽いキリがいいわ!それに削りやすいし」
「ヒノキの香りは落ち着くね」
なんていう生徒の会話を聞くことができたら、技術科教員としてはうれしくなってしまいますね(^^)
この鉛筆、ちょっと高価で1本320円弱となります。(1セット3800円!)
科学教材専門店「ザ・スタディールーム」(東京・JR上野駅3階浅草口改札内コンコース)で偶然見つけました。
このほかに、さまざまな木材でつくられている「木の葉書」(東急ハンズなど)や「日本の木材標本ブック(実物)」(書籍として書店で扱っています)などについて、下記のページに掲載しておきました。
技術のおもしろ教材集
実物・模型紹介コーナー
材料と加工に関連した模型・標本
http://www.gijyutu.com/kyouzai/mokei/ohki2/zai.htm
本物で技術を語ろう!(加工&材料)
http://www.gijyutu.com/kyouzai/mokei/ohki/zai.htm